最悪市場でも人気必至 野村不動産他「武蔵野タワーズ」 「武蔵野タワーズ」完成予想図
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駅近・複合開発・武蔵野アドレス 売れる条件揃う 坪単価は400万円 野村不動産は8月22日、10月上旬に分譲開始する今秋の目玉物件の一つ「武蔵野タワーズ」の記者説明会を開いた。 物件は、JR中央線三鷹駅から徒歩2分の武蔵野市中町1丁目に位置する28階建て全243戸の「スカイゲートタワー」と、31階建て全327戸の「スカイクロスタワー」を合わせ全570戸のツインタワーマンション。専有面積は約34〜130平方b、価格は3000万円台〜2億5000万円台(最多価格帯8000万円台)、坪単価400万円の予定。設計・施工は三井住友建設。竣工予定は平成22年2月下旬。デザイン監修は坂倉建築研究所。売主は同社のほか三菱地所、NTT都市開発、ランド、オリックス不動産の5社JV。 現在のマンション市場は土砂降りといえる最悪の状況だが、この物件だけは例外だ。 駅前立地で住所が「武蔵野」、クリニックモールをはじめ、ショッピングセンターやフィットネスクラブ、公共施設など様々な機能を持つ複合開発という売れる¥件が全て揃っている。単価を高いと見る向きもあるかもしれないが、記者は立地条件からして妥当≠ニみる。同物件に近接する住宅地はほとんどが1億円以上の邸宅街だ。 記者説明会に臨んだ同社常務執行役員・金畑長喜氏も「7月から会員予約制でモデルルーム見学を受け付けているが、来場者は1500組を突破している。非常にいい手応えを感じている」と語ったように、早期完売は間違いなさそうだ。1期は200戸ぐらい供給するというから強気だ。 基本性能も優れている。建物は制震構造で、階高は最上階の2層は3650ミリ、その他の標準階も3250ミリのSI対応、二重床・二重天井、逆梁・ハイサッシなどを採用している。 モデルルームは3タイプで、いずれもオーソドックスなものだが、最上階2層の14戸のプレミアム仕様は天然石や突き板仕様の豪華なもので、坪単価は600万円前後になる模様だ。
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(牧田 司 記者 8月22日) |