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住友不動産3月期決算  11 期連続増収

経常は8期連続最高益達成

 

 住友不動産は5月12日、平成20年3月期決算を発表。売上高6919億円(前期比△2.2%)、営業利益 1546億円(同△12.7%)、経常利益1251億円(同△11.4%)、当期純利益 631億円(同△25.5%)と大幅増収増益となり、 11 期連続の増収、営業・経常増益を8期連続の経常最高益を達成、当期純利益も3期連続最高益更新となった。

 当期(平成20年3月期)の年間配当金は、前期比4円増の年18円(うち中間配当8円)を予定している。

 不動産賃貸事業では、同社の賃貸資産の9割以上が集中する東京のオフィスビル市場では、旺盛な需要に支えられ空室率が3.8%(前期末4.8%)に改善、継続賃料の増額改定も順調に進捗した。

 不動産販売事業では、マンション、戸建て、宅地の合計で3743戸(前期比▼784戸)を計上。前期比8.3%の減収となったものの、高採算のマンションが多く計上されたため営業利益率が22.1%(前期比△4.8%ぽイント)改善した。

 不動産流通事業は、主力の仲介事業で取扱単価の上昇が継続、取扱高は前期比5.3%増加したが、仲介件数が年度後半に伸び悩み5 期ぶりに営業減益(同△4.5%)となった。

 次期の業績予想では、売上高7200 億円(同△4.1%)、営業利益1620億円(同△4.8%)、経常利益1270 億円(1.5%)、当期純利益650億円(同△3.0%)を見込んでいる。

                                                                      (牧田 司 記者 5月12日)
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