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東急不動産3月期決算 7期連続最高益を更新

 東急不動産は5月9日、平成20年3月期決算を発表した。売上高6334億円(前期比△10.4%)、営業利益821億円(同△24.4%)、経常利益754億円(同△24.8%)、当期純利益287億円(同▼8.5%)で、分譲マンションの売上増加、SPCを通じたビルの売却による配当の大幅増加などにより、経常利益は150億円の増益で7期連続の最高益更新となった。

 一方、前期における税金費用の戻入の反動などから当期利益は27億円の減益となり、特別損益では減損損失137億円など特別損失183億円を計上した。

 分譲部門は、売上高1770億円(同△15.6%)、営業利益209億円(同△10.5%)と増収増益。マンション3568戸(1272億円)、建売住宅444戸(137億円)などを販売した。次年度売上予定に対する契約済み割合は53%(同▼2 P)となっている。

 このほか、賃貸などは増収増益となったが、リゾートは売上高554億円(同△8.6%)、営業利益19億円(同▼43.4%)と増収減益、仲介その他は売上高543億円(同▼2.1%)、営業利益67億円(同▼21.4%)と減収減益となった。

 平成21年3月期の業績予想では、売上高6400億円(同△1.0%)、営業利益720億円(同△12.3%)、経常利益640億円(同△15.2%)、当期純利益300億円(同△4.5%)を見込んでいる。

                                                                      (牧田 司 記者 5月9日)
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