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都内最大級の再開発事業

「二子玉川ライズ」が本格始動


「二子玉川ライズ」完成予想図

 

分譲マンションは約900戸 今秋分譲 坪400万円突破か

 東京急行電鉄と東急不動産は4月17日、計画を進めてきた「二子玉川東地区第一種市街地再開発事業」が本格始動したと発表した。

 市街地再開発事業として都市計画決定された施行地区面積は約11.2ヘクタールで、その規模は都内でも最大級となる。このうち第1期に当たる当事業の施行面積は約8.1ヘクタールで、昨年12月に先行してV街区(住宅エリア)の建築工事に着手し、今年4月にT街区(商業、オフィスエリア)の建築工事に本格的に着手した。竣工予定は2010年末。

 同事業は、1983年に「二子玉川東地区再開発準備組合」が設立、2000年6月の都市計画決定を経て、2005年3月に「二子玉川東地区市街地再開発組合」が認可・設立された。商業・オフィス・住宅の複合機能都市を目指す。

 名称は「 FUTAKOTAMAGAWA rise( 二子玉川ライズ ) 」に決定した。

 東急グループ(東急電鉄と東急不動産)が住宅事業と商業・オフィス賃貸事業を実施する。住宅事業については、V街区に建設される42階建1棟・28階建2棟、計3棟の高層棟と、6階建の低層棟2棟のうち約900戸のマンションを両社が分譲する。今秋にモデルルームをオープンする。注目される分譲坪単価は400万円を突破すると思われる。

 商業・オフィス賃貸事業については、T−a街区(延床面積約16.000平方b)は東急二社が地元権利者と共同で商業賃貸事業を、T−b街区は東急二社で商業賃貸事業(延床面積約56.7000平方b)とオフィス賃貸事業(延床面積約28.000平方b)を、いずれも2011年3月の開業を目指して進める。

 全延床面積は約266.300平方b、総事業費は約998億円。事業コンサルティングはアール・アイ・エー、設計監理はアール・アイ・エー、東急設計コンサルタント、日本設計、建築外装・ランドスケープデザイン監修はコンラン&パートナーズ、施工は東急・清水建設共同企業体、大成建設、東急建設。

 

(牧田 司記者 4月18日)

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