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世界150カ国1万人の建築家の祭典「UIA2011東京大会」

普段は公開されない24の建物見学会(今年5月15日〜17日)

   
左から小倉氏、横山氏、岩村氏

 世界の約150カ国、約1万人の建築家が集う3年に1度の祭典「 UIA2011 東京大会」が開催されるのに関する記者発表会が4月9日、中央区日本橋室町の三井記念美術館で行われた。

 UIAとは、「国際建築家連合 (International Union of Architects)」のことで、1948年6月28日にスイスのローザンヌで、いかなる国籍、人種、宗教、あるいは建築的信条を問わず、世界中の建築家を束ね、その国を代表する組織を連合して設立された。現在は約150の国と地域を代表する建築家職能団体が加盟し、130万人を超える世界中の建築家を代表する組織。

 3年に1度、世界大会が各国で開かれており、3年後は日本・東京で開催されることが決定している。アジアでは1999年の中国・北京大会に次いで2カ国目。国内外約1万人の参加者が見込まれており、基調講演、セミナー、シンポジウム、優れた建築、土木デザインの展示などが2011年9月25日〜10月1日の7日間にわたって、東京国際フォーラムをメイン会場にして行われる。

 同大会日本実行委員会は、対外的プロモーション活動の一貫として「Forum Japan for Architecture and Urban Environment 」を組織、大会開催までさまざまな情報提供や交流の機会を設けていく。

 その一環として今年5月15日(木)〜17日(土)、「Open! architecture 建築のまち・東京を開放する」を開催する。三井本館、聖路加国際病院、三菱倉庫ビルなど普段一般に公開されていない24の建物が見学できる会を開催するほか、著名な建築家が参加するフォーラムなども開催する。

 記者発表会では、 UIA2011 東京大会日本組織委員会会長で、前日本建築家協会会長・小倉善明氏は「大会を単に専門家の大会にせず、市民を巻き込み、わが国の建築文化をたくさんの方々に任していただく大会にしたい」と抱負を述べた。武蔵工業大学教授で UIA 理事の岩村和夫氏や、 Open! architecture 実行委員長の横山禎徳氏などが大会の概要などについて説明した。

 

(牧田 司記者 4月9日)

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