冴える鈴木監督采配 好調・渡辺で相手に圧力 八筬「変化球で打たれたら悔いが残るので…」
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リスト八筬(やおさ)、旭化成ホームズ今野の好投手の投げ合いは7回でもケリがつかず、延長サドンデス(1死満塁で攻防)でようやく決着がついた。今野投手は7回を3安打無四球完封。八筬も7回を4安打に封じたが、最後は無念の押し出し死球を与えた。旭化成ホームズは2年連続8度目の優勝。 旭化成ホームズは3回、2死2塁から3番・渡辺康が中堅前安打を放ち、2塁走者・三好が果敢に本塁をつくも憤死。5回にも、この回先頭の7番・野国が中堅超え3塁打を放ち、続く山本が死球で好機を広げ、9番・中山の3塁ゴロで野国は本塁タッチアウトでチャンスを潰した。 延長の8回には、3番・渡辺康が先頭打者に立ち、カウント2−1と追い込まれたあと死球を選びサヨナラ勝ち。渡辺康は前2打席とも安打を放っており、八筬にプレッシャーをかけていた。 今野投手はコントロールが抜群。延長の8回には2死満塁から5番・江上にカウント0−3と絶体絶命のピンチを迎えたが、最後は左翼飛に討ち取った。7つの三振を奪った。 リストは5回、この回先頭の5番・江上がチーム2本目の右翼前安打を放ち、1死後、森下が左翼前に運びチャンスをつくったが、後続を断たれた。放った安打が3本では攻略の糸口がつかめなかった。 八筬投手は、今大会初失点が痛恨の死球押し出しとなった(記録は7回までで無失点)。
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リスト 打安点 |
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○鈴木監督 すごい試合だった。サドンデスで1点勝負のときは渡辺康から攻撃することを決めていた。八筬対策のため、当社と提携している東京ガス硬式野球経験者と練習試合を行い、八筬投手と同じタイプの投手に投げてもらったのが生きた ○今野投手 ノースリーのときは心臓がバクバクだったが、みんな守ってくれると信じて投げた。調子は最高によかった ○山本捕手 ノースリーの場面? 全然平気。ちょっと力んだだけ。押し出しなんか全然考えなかった(昨日が36歳の誕生日) ○渡辺康 今野が0点に抑えてくれたから、僕の死球が勝利に結びついたということ。あと1勝がある。キャプテンは後輩に譲るつもり(山本捕手とともに先発メンバー最年長の36歳) ○佐藤盛 打ったのは真っ直ぐ(昨日が結婚式で、相手は同じ会社の人だそうだ) 「どうだ!これが俺の実力だ」(昨日、結婚したばかりの佐藤盛選手。ハッスルするはずだ。奥さんは自宅だそうだ) ●倉持監督 ごめんね。負けちゃった。打てなさすぎ。八筬はよく投げた ●八筬 (最後の死球は)相手はいい打者だから、変化球で勝負して打たれたら悔いが残るので、全部ストレートで勝負にいった… ●江上捕手 最後の場面? あれが八筬のスタイルだからしょうがない ●杉山 打てなかった。力んじゃった。僕の責任 ●市川 全然ダメですね。今季は出る(3年ぶりに腰痛から復帰も2連続三振で交代。RBAの玉三郎) リスト北見社長「サブプライム? 当社は関係ない」 リスト北見社長 サブプライム? 当社は全然影響ない。(いよいよ、上大岡のタワーマンションですが、坪単価280万円ぐらいでは?)いいとこですね
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(牧田司記者 平成20年4月10日) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||