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中央区の1部リーグ東電不動産が日曜Bに参加

左から原田氏、篠宮氏、鳥海氏

 

「もっと野球をやりたい、部員の親睦を図りたい」原田野球部長

 東京電力の子会社、東電不動産(本社・中央区京橋、塚原昭コ社長)がRBA日曜ブロックに参戦する。

 同社は昭和30年、東京電力の子会社として設立。不動産事業と送・配電設備用地の管理業務を主体に事業をすすめてきたが、近年はスーパー銭湯事業、管理釣り場事業、ビジネスホテル事業、リフォーム事業など幅広い事業の多角化を推進中で、親会社からの自立≠目指している。平成17年度売上高は376億円、従業員は958名(平成18年3月31日現在)。

 RBA野球大会に参加するのは、首都圏全域にある本支店の野球部員だ。参戦の理由を同社野球部部長で経営企画部秘書グループマネージャー課長・原田隆之氏(45)は、「中央区の野球連盟に所属していますが、これまで参加していたもう2つの野球大会が廃止になり、もっと野球をやりたい、部員の親睦を図りたいということから参加を決めました。大会参加は部員の励みにもなる」と説明する。部員は約25名。平均年齢は30歳ぐらい。

 東電グループの社員は本体を含め約4万人。総力を結集したら、相当のチームができそうだが、いわゆる「助っ人は参加しません。私が最年長」(原田氏)とのことだ。

 1〜4部まで70〜80チームが参加する中央区大会では「ここ2、3年はずっと1部。そこそこの成績ですが、優勝はできない」と原田氏は言うが、昨秋の中央区大会の3部で優勝しているのがRBAにも参加しているサンフロンティア不動産だ。

 サンフロンティア不動産が優勝したのは、既報の通り市立船橋−中大出の青木投手が活躍したためと思われるが、東電は1部、しかも2回戦に進出している。相当の戦力が整っていると判断できる。原田氏も「ぶざまな試合はしません」と語った。

エース故障 代役は篠原選手「結構投げられる」

 エースが故障だそうだが、その代わりを務めるのが同社情報システム部企画・運営グループ篠原淳一氏(34)。千葉・成東高校では2塁手で、進学した電気大は硬式野球部がなかったため軟式野球部投手として活躍。

 同社に入社以来ずっとレギュラーで通している。「今も結構投げていますが、あまり言うとマークされますから…」と言葉を濁した。

マネージャーはスーパー銭湯事業担当の鳥海氏

 マネージャーを務めるのが、スーパー銭湯ごくらく湯≠ナ知られる新規事業部スーパー銭湯事業部・鳥海真徳氏 (32) 。「私は、部員がいないとき出るくらいですから…」と語ったように、どう見ても優男。野球をやるタイプではない。パワーアップに充電が必要だろう。

10代の新人3人が加入 強豪チームと互角か  

 3人の話を総合すると、ケンコーポレーションにはかなわないかもしれないが、強豪のトーシン、旭化成リフォーム、三井不動産、三菱地所、清水建設などとは互角に渡り合う力を持っていそうだ。

 怖いのは 1 0代の新人3人だ。「まだ見ていないのでレベルは分かりません」と原田部長は言うが、10代の野球経験者がレギュラーに入ったら、おじさんチームが多い日曜ブロックの各チームはひとたまりもなさそうだ。

 

(牧田司記者 4月25日)