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社宅管理受託bPのタイセイ・ハウジーが日曜Bに参戦

木下譲総監督(右)とタイセイのイチロー≠アと近藤昌樹選手(出塁率は9割とか)

 

2年前に不動産健保大会でトーシンを破る実績

 株式会社タイセイ・ハウジー(本社・渋谷区、赤間敏雄社長)が今年からRBA野球日曜ブロックに参戦する。

 同社は昭和60年、大成建設グループの大成ユーレックと昭和50年創業のあざみ野不動産グループの合弁会社として設立。平成11年、連結会計制度の導入に伴い合弁を解消して独立会社として再スタート。賃貸住宅管理、社宅管理業務代行、入居者斡旋業務、マンション・戸建て分譲、売買仲介、リフォーム事業などを展開。社宅管理受託数は業界ナンバー1の地位を築いている。平成18年6月期の売上高は243億円、経常利益は7億1900万円。従業員数は677名(パート・派遣含む)。

ラグビー部は全日本トップクラスの指導者・選手揃える強豪

 スポーツ活動も盛んで、ラグビー部「大成クラブ」は、全国トップクラスの指導者・選手を揃え、神奈川県の1部クラブチームに所属している。

 野球は、社員の福利・厚生の一貫として不動産健保大会に参加していたが、昨年、正式に野球部を設立。約60チームが参加する渋谷区の軟式野球連盟4部リーグで3位に入り、今年から3部に昇格した。

 野球部の総監督を務めるのが同社法人営業部部長・木下譲氏(50)だ。身長が178センチで、学生の頃は全日本のバスケット強化選手だったそうだが、現在は、ラグビー選手にしたいような堂々たる体躯に成長=B「采配は揮いません。他に監督がいますから。背番号は50(年齢と同じ)。選手として出場? いやいや走れませんから。転がったほうが早い」

「ピッチャーがいない。メンバーの3分の1はラグビーと兼務」木下総監督

 木下総監督の悩みは、「ピッチャーがいない。キャッチャーは札幌勤務。2チームぐらい作れるメンバーがいるが、日曜日は仕事のケースも多く、集まらないし、メンバーの3分の1はラグビーと兼務。練習はしたいが、グラウンドが取れない」ということだ。

 この言葉だけで判断すると参加するだけ≠ニいう印象を受けるが、相当の力を秘めているのは間違いない。木下氏も相当の曲者だ。2年前、不動産健保大会でRBAの強豪トーシンを3−2で破った実績を持つ。相手投手は斉藤だったことからも、打撃力は日曜ブロックでも上位とみた。主将は、宇都宮学園で甲子園に出場、中大ではレギュラーだった村上選手だ。異色の選手としては、国学院久我山−明大出身で、ラグビー全日本の選手として活躍した亀田選手もいる。

 木下氏は「うちは素人集団。目標はまず1勝」と控えめだが、「会社の上層部からは『参加するからには勝て』といわれている」。課題の投手が揃えられれば決勝トーナメント進出もありうると見た。

 

(牧田司記者 4月17日)