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三菱地所 46歳ベテラン本岡投手が踏ん張る

ベテランの奮投に応える宮崎決勝2ラン

 

好投した三菱地所・本岡投手

 

1 2 3 4 5 6 7 R
三菱地所
三井不動産

 

 

 

三井不動産 7年ぶりの予選敗退

 好投の41歳大場投手を見殺し 

 これまで何度も優勝争いをしてきた両チームが、予選の敗者復活戦でしかも敗れれば予選敗退が決るという寂しい対決となったが、勝負は1発で決った。三井不動産は7年ぶりの予選敗退。

 1−1の同点で迎えた最終回、三菱地所は1死から9番・網野が3塁打を放ち、続く宮崎が左翼超え決勝2ランを放った。

 試合は三菱地所が46歳の本岡、三井不動産が41歳の大場という両ベテラン投手の投げあいで始まった。

 三菱は1回から3回まで先頭打者が出塁しながら無得点。嫌なムードを一掃したのがベテランの一振りだった。

 4回にも敵失で出塁した本岡を39歳の4番・鶴見が中堅越え3塁打を放ち1点先制。同点に追いつかれた直後の7回、今度は若手が意地の一発を放った。26歳の宮崎の2ランが飛び出した。

 本岡投手は、制球力が冴え、コーナーに球を集め三井打線を5安打1失点(自責はゼロ)に抑えた。

 三井不動産はベテラン大場投手の好投に応えられなかった。6回2死から、安打と敵失などで3進していた山上を5番・大場が左翼前安打を放ち同点としたが、最後は大場が力尽きた。

 なんとも惜しまれるのが4回の逸機。この回先頭の山上が安打し、続く福田が四球、さらに中沢も内野安打し無死満塁と攻め立てたが、大場以下が3者凡退した。6回も、同点としたあと、2死2、3塁と好機を広げたが7番・高田が三振に討ち取られた。

 

三菱地所 打安点
G 宮 崎 3 1 2
E 鈴木健4 1 0
@ 本 岡 4 0 0
A 鶴 見 3 1 1
D 五十嵐3 1 0
B4藤 原 2 0 0
F 木 下 3 0 0
C9太 田 3 0 0
H 近 藤 2 0 0
3  網 野 1 1 0
振球犠  
3 3 0   28 5 3
……………………
三井不   打安点
A 工 藤 4 0 0
E 山 上 3 2 0
D 福 田 2 0 0
B1中 沢 3 2 0
@3大 場 3 1 1
G 篠 原 3 0 0
H 高 田 3 0 0
F 菱 沼 3 0 0
C 竹 沢 3 0 0
振球犠  
4 1 0   27 5 1
……………………
投 手回安振球責
本 岡 7 5 4 1 0
……………………
大 場6.1 4 3 3 2
中 沢0.2 1 0 0 0
本塁打 宮崎 3塁
打 鶴見 網野 2
塁打 五十嵐

三菱・小林監督

「ホームランは後輩のミスを取り戻す師弟愛」宮崎

○小林監督 次? 奥澤を呼べだって。とんでもない。うちには本岡がいる。先週だって彼は7回投げている。今日は中6日だが、来週は中7日(次戦はコールド負けを喫した旭化成リフォーム戦。秘策はあるのかどうかを聞いたが、記者を煙に巻いた。ベンチではしきりにサインを出し、選手が戸惑うほど。相手をかく乱するただのポーズかもしれない)

○本岡 大丈夫かって? とんでもない。脚(肉離れ)も肩もヒジも、もう大変。員数合わせの一人だよ

○宮崎 ホームランは、その前の回で2つエラーした木下が僕の2つ後輩(慶大)。彼のためにも打ちたかった。師弟愛が打たせたホームランです

○木下 あれば僕の完全なミス(同点に追いつかれる失策を悔やむ)

○鶴見捕手 (本岡投手と)2人合わせて85歳。(本岡は)リードしやすい。失投は同点打を打たれた1球のみ(4回には先制3塁打を放った39歳のベテラン)

  

          三菱地所・木下(左)と宮崎                      三菱・鶴見      

●工藤監督兼野手 打てなすぎ。大場さんは素晴らしいピッチング。来年は山上をトップにして、打線をみんな前倒ししよう(生まれたばかりの子どもは)斎藤佑樹の「佑」と北斗の拳の「斗」で「佑斗(ゆうと)」です。日に日に可愛くなっています(スコアラーの奥さんは出産直後でさすがに欠場)

●菱沼 打線が投手を見殺し≠ニ書いといてください(自身も3打数ノーヒット)

●大場 もう毎試合が引退試合のつもり。いつも駆りだされるので…

●福田 マンションの記事もいいけどファインコート(戸建て)の記事もお願いします。僕、今度売り出す「鶴見」の担当です

 

 

無死満塁から大場の3塁ゴロで本塁をつくもアウトになった三井・山上(捕手は鶴見)と大場投手

 

若手とベテランの歯車がっちり三菱地所

 三菱地所が若手とベテランの歯車ががっちりかみ合い快勝した。采配を揮う小林監督は42歳で、この日先発した投手の本岡は46歳、捕手の鶴見が39歳、遊撃手の鈴木健が38歳、1塁手の藤原が36歳、2塁手の太田が36歳と30歳以上が5人。

 20歳代は中堅手の宮崎が26歳、3塁手の五十嵐が24歳、左翼手の木下が24歳、右翼手の近藤が26歳(途中交代の網野が27歳)の4人。

 今日の試合ではいま一つ決め手不足が目立ったが、次戦は0−8でコールド負けしている旭化成リフォーム。ベテランと若手の組み合わせが機能すればチャンスはありそうだ。

 

(牧田司記者 9月1日)