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玄人好みの高級マンション 住友の「シティテラス目白」

「シティテラス目白」完成予想図

 

坪単価は420万円 今度も学習院大キャンパス借景が売り

 住友不動産の今春の目玉物件の一つ、「シティテラス目白」を見学した。山手線「目白」駅下車徒歩 11 分、豊島区高田 2 丁目の一角で建設中の18階建て全293戸の規模。1期分譲106戸の抽選分譲が4月 23日行われ、ほぼ完売となった。1期の概要は、専有面積約51〜134平方b、価格6,100万円〜27,000万円 (最多価格帯9,200万円) 、坪単価420万円。施工は前田建設工業。

 単価は400万円ぐらいだろうと見当をつけていたが、やや外れた。それでもモデルルームを見て納得できる単価だった。

 同社は2年前、同じ目白駅圏で学習院大学キャンパスの北側借景が素晴らしい高級マンション「目白ガーデンヒルズ」396戸を分譲したが、1期分譲の単価は330万円だった。

 今回の「シティテラス目白」は、それより約27%上昇しているが、今度も同大のキャンパスが西側に広がる絶好の立地だ。来年年6月開通予定の東京メトロ副都心線「雑司が谷」駅から徒歩4分、 JR 山手線「高田馬場」駅からでも徒歩12分だ。

 敷地西側には都電荒川線が走っているが、これは嫌悪施設ではない。緩衝地帯であるはずで、将来廃止されてもおそらく緑地などとして保存されるだろう。

 モデルルームの出来栄えもよい。最上階のプレミアムグレードは2億3500万円(専有面積約134平方b)の住戸で、一部はオプションだが大理石、御影石、ウォールナット突き板がふんだんに用いられている。オーソドックスな億ションだ。この住戸はすでに申し込み済みだそうだが、納得した。億住戸は少なく36戸だ(「目白ガーデンヒルズ」は半分以上が億住戸)。

 もう一つは、標準タイプの専有面積約78平方bのものだったが、内装は白が基調で、建具類は黒檀調のグレード感のあるものを採用している。

 エントランスを2階に設け、車路と分離。3層吹き抜けのロビー、駐車場は1階と2階に212台分確保している。外観はレンガ調の二丁掛タイルを使用。

 正統≠ェコンセプトの一つになっているマンションだが、その通り、なんの衒いもない、玄人好みの高級マンションだ。新価格マンションには違いないが、早期完売は間違いなさそうだ。

プレミアムグレードのモデルルーム玄関

 

(牧田 司記者 4月26日)

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