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プロパスト 霞ヶ浦で温浴施設&マリーナなどの複合開発

現地から霞ヶ浦湖を望む

 

京成ホテル跡地、京成マリーナ株式を取得

 プロパスト(森俊一社長)は4月24日(火)、京成ホテルが所有する茨城県土浦市・霞ヶ浦湖畔の土浦京成ホテル跡地を取得することで合意に達し、温泉、スパなどの温浴施設や宿泊施設、商業施設、マリーナ、住宅などを併設した複合開発を行うと発表した。開発に当たって目玉となる温泉施設については、温泉掘削を行い、湯の湧出を確認したことから、当日、開湯式を行った。

 現地は、JR常磐線土浦駅から徒歩10分の敷地面積約 5.1 ヘクタール。同ホテルは今年3月に閉鎖。解体作業が始まっている。隣接する京成マリーナ(約300隻係留中)については、同社が全株式を取得し経営を引き継ぎ、リニューアルする。同ホテルは老舗ホテルとして知られていたが、その後の相次ぐホテルの進出で経営が厳しくなり、マリーナ施設も老朽化が進んでいる。霞ヶ浦湖を有効活用できなかったのも経営不振の原因といわれている。

 温泉は、毎分約30リットル湧出しており、温度は30度前後。成分については調査中で、今年12月には温泉として認定される予定。

 開発に当たっては現在、霞ヶ浦湖の管理を管轄する国や土浦市などと協議中で、同社専務執行役員・戸室敦夫氏は「複合開発による相乗効果と、付加価値創出によってポテンシャルの増大をテーマに取り組んでいく」と語った。完成は2010〜2011年。事業費は150〜200億円の予定。  

                

湧出した温泉を見学する関係者、報道陣

計画を発表する左から同社執行役員・松井聡哉、専務執行役員・戸室敦夫、第2事業部課長代理・石川幸治の各氏 

(牧田 司記者 4月25日)

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