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神奈川県内最大級の大規模商業施設

「ららぽーと横浜」15日オープン

「ららぽーと横浜」夜間全景

 

「川崎」「豊洲」「柏の葉」に続き半年間で4店舗目

 三井不動産は3月12日、神奈川県内最大級の大規模商業施設「ららぽーと横浜」の記者発表会&内覧会を行った。同施設は3月15日(木)にグランドオープンする。鴨居駅から徒歩7分で、店舗面積は約93000平方b、店舗数は284店舗。基本商圏10km圏約250万人、年間来場者約1,600万人を想定している。 

 同社は、新規商業施設の展開にあたり「ライフ・ソリューション・コミュニティ」をコンセプトに、単に「モノ」を売るだけでなく、新たなライフスタイルの発見やコミュニティ活動の場となるような商業施設を目指し、事業を推進している。同施設は、「The Life With Culture (ライフ・ウィズ・カルチャー)」をテーマに、カルチャースクールや団塊世代向けものづくり工房など、文化・知性・情報との融合を図っている。

 店舗構成は、食に特化した新業態店として出店する「大丸」をはじめとした食物販店・レストラン、「イトーヨーカドー」や「東急ハンズ」、「紀伊國屋書店」などの大型店から、13スクリーン・約2,400席の県内最大級のシネマコンプレックス「TOHOシネマズ」、「バナナリパブリック」、「コーチ」などの高感度ファッションなど、デイリーゾーンからエンターテインメントゾーンまで幅広いニーズやウォンツを満たす構成となっている。

わが国初の フードコート「FOURSYUN (フォーシュン)」

 施設内はマスコミや招待客など関係者であふれていた。こうした光景はこの半年間で4度目だ。昨年9月オープンの「ラゾーナ川崎」(約76,000平方b、約300店舗)、10月オープンの「アーバンドックららぽーと豊洲」(約66,000平方b、約200店舗)、11月オープンの「ららぽーと柏の葉」(約41,000平方b、店舗数約170店舗)に続くものだ。店舗面積としては今回の「横浜」が最大だ。

 これまでにない店舗として記者が注目したのは、約600席が座席指定制のフードコート「 FOURSYUN (フォーシュン)」だ。テナントは、フードコートには初出店のうなぎ「宮川」、洋食「山の上ホテル」、横浜中華街「梅蘭」、湘南「えぼし」など11テナント。

 来店者はまず@オーダーカウンターで座席を取るA別のオーダーカウンターでメニュー、飲み物をオーダーするB呼出機が鳴ったら各店で料理を受け取るC食事後の食器、トレーはそのまま――という流れだ。

 「FOURSYUN (フォーシュン)」を運営するイプロ・株式会社の大池誠一郎社長は、「こういった施設はおそらくわが国初。テナントはレジ担当を置かなくて済み、コストダウンが図れるし、お客様にとっても座席の確保が事前にでき、一度に和洋中華などの好みのメニューがオーダーできるメリットがある。料金は各テナントの本店より安いはず。11店舗もある食器の片付けや仕分け、破損リスクもあるが、十分計算済み」と語った。

鴨居駅は1日当り20%1万人の乗降客増を見込む

 この日、普段は閑散としている鴨居駅から同施設に至るまでの道のりは人でごった返していた。鴨居駅の1日当たりの乗降客は約5万人だが、同駅ではその2割の約1万人の乗降客増を見込んでいる。

 

(牧田 司記者 3月13日)

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