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総合的レベルが高い旭化成「ステーションプラザタワー」

「ステーションプラザタワー」完成予想図

 

2年前と同じ仕様レベル 落ち着きのある上質感を演出

 総合的なレベルの高いマンションを見学した。旭化成ホームズと首都圏不燃公社が共同で分譲している「ステーションプラザタワー」だ。

 JR日暮里駅から徒歩1分、または19年度開業予定の日暮里・舎人ライナー日暮里駅から徒歩1分の、荒川区西日暮里2丁目で建築中の地下2階地上36階建て全285戸の規模で、販売戸数は188戸。専有面積は約30〜139平方b。平均坪単価は約260万円。施工は西松建設・三芳建設共同企業体。販売代理は三井不動産レジデンシャルと旭化成不動産。

 現地は、駅前の商住複合再開発エリア「サンマークシティ日暮里」の一角にあり、2年前に分譲された「ステーションガーデンタワー」(340戸)に続く第2弾だ。

 前回分譲は、確か坪単価240万円ぐらいだったと記憶しているが、とてもレベルの高いマンションだと感じた。

 今回分譲は単価が若干上昇しているが、他のエリアと比べ上昇率は低く、価格以上に価値の高いマンションだと感じた。基本性能、設備仕様レベルも高い。

 前回同様、デザイン性に優れているのが特徴だ。「『ステーションプラザタワー』がめざしたのは、過度な高級感より、落ち着きのある上質感」(パンフレット)とあるように、白を基調にすっきりしたデザインとなっており、なんのてらいもない。

 モデルルームタイプ(82平方b)は、建具・面材が突き板仕様で、廊下幅はメーターモジュールを採用。収納スペースも十分で、引き戸の多様、ユニバーサルデザインのドア把手、クローゼットのネクタイ掛けなど、使い勝手にも細かな配慮がなされている。インテリア監修はウーマンズ・アイを主宰する大野庸子さんというのも納得できる。

 第一弾の「ステーションガーデンタワー」は最高競争倍率が19倍に達したが、今回も人気になるのは間違いないと見た。既に来場者は約2000組に達しており、会員優先50戸、荒川区民優先34戸は完売。

 記者は、取材するときはいつも購入者の視点で見るが、一般の方に「これは買い得」などの記事は書いたことがない。責任が持てないからだ。今後も、この姿勢は貫く積りだが、このマンションは単身女性、DINKS、熟年層などにお勧めだ。再開発エリアだけに環境が担保されており、資産性が極めて高いマンションだ。売主に特殊法人の名がなく、再開発物件でなかったら、坪単価300万円と聞いても驚かないだろう。日暮里≠ニ聞いただけで毛嫌いする人はいるだろうが、駅とペデストリアンデッキでつながれているのもいい。

 

(牧田 司記者 3月6日)

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