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環境抜群のモリモト 「ディアナコート成城 翠邸」

「ディアナコート成城 翠邸」完成予想図

 

既存樹のユリノキを中庭に取り込む 竹林の借景も

 坪単価が400万円を突破することから、業界でも話題になっているモリモトの「ディアナコート成城 翠邸」を見学した。

 小田急線成城学園前駅から徒歩5分の、世田谷区砧8丁目の一角で建設中の一種低層住居地域に位置する3階建て全55戸の規模で、専有面積は約60〜150平方b、価格は未定だが、坪単価は400万円を突破する模様だ。設計は東急設計コンサルタント、施工は三井住友建設。販売代理は三菱地所住宅販売。

 所在地が成城≠ナはなくて、砧≠ネのは気になる材料だが、立地・環境は抜群。ここ数年供給されてきた成城学園駅圏のマンションでは間違いなくナンバー1だろう。個人の邸宅跡地で、樹齢40年を越す既存樹のユリノキをそのまま残し中庭に取り込んだ。敷地東側には見事な竹林もある。

 外観デザインは、押野見邦英氏を起用。白亜をテーマに、白っぽいせっき質タイルとガラス素材のバルコニー手すりを採用しているのが特徴。

 共用部とインテリアデザインの総合監修は南部昌亮氏が担当。自然素材に大理石、チーク材、チェリー材を多様、建具・家具にはアクセントとしてアルミの格子・枠を用い、全体としてモダンでシンプルなものにしているのが特徴だ。

 同社はここ数年、著名な建築家を起用して次々とヒット作を供給してきたが、今回の「成城」は、これまでの話題作とはまた異なったデザインとなっている。単価は高いが、それだけの価値があるとみた。工期も1年半かけるというから、しっかり造りこみを行う。

 

(牧田 司記者 2月19日)

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