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建て替えマンション「アトラス国領」人気必至

「アトラス国領」完成予想図

 

 

ランドプラン秀逸 多棟構成で通風・採光に配慮

 旭化成ホームズが、またまた優れた商品企画の建て替えマンション「アトラス国領」を分譲する。

 京王線国領駅から徒歩6分、調布市国領8丁目の一角に位置する昭和39年に建設された旧日本住宅公団が分譲した「国領住宅」を「 円滑化法に基づくマンション建替え事業」手法によって建て替えるもので、平成17年7月に区分所有法第62条に基づく建て替え決議がなされていた。

 建て替え後は容積率200%(従前は70%)で、13階建て全7棟320戸(従前は4階建て7棟144戸)、専有面積は約 45 〜101平方b(同約 46 平方b・約 48 平方b)となる。完成は来年3月末だ。

 ランドプランに最大の特徴がある。一般的なマンションならL字型かコの字型にするものを、同社は高層4棟、低層3棟の多棟構成とし、しかもそれぞれの棟で雁行設計を採用している点だ。これによって、各住戸の通風・採光性を飛躍的に高めている。

 多棟構成にしたことで、住戸プランも画一的なものから多彩なものになっているのがもうひとつの大きな特徴だ。モデルルームになっている約79平方bのものは坪庭付きで、このほか天井高最大約3.2メートルのペントハウス、全ての水回りに窓が付いているもの、南面ワイドスパン、ルーフバルコニー付き、離れ、メゾネットなど64タイプにのぼっている。二重床・二重天井の基本性能、白を基調にしたデザインも水準以上だ。駐車場は全住戸に対して65%の設置率だが、ほとんどを地下化している。

 価格は未定で、坪200万円は超えると見られるが、つつじヶ丘駅圏のバス便物件でも200万円を突破するのは確実で、その比較からも割安感がある。敷地東側に野川が流れるなど環境もよく、買い物の便もよい。唯一の難点をあげるとすれば、国領駅は各駅停車で、特急や急行が停まらない点ぐらいか。

 同社の建て替え事業では、ランドプランが素晴らしかった「同潤会江戸川アパートメント」があるが、今回の「国領」はまた違った意味で同社の記念碑的な建て替えマンションになりそうだ。設計・監理を担当するのは「同潤会江戸川台アパートメント」と同じNEXT ARCHI TECT&ASSOCIATESだ。

 分譲は3月で、モデルルームオープン前でもすでに1300〜1400件の問い合わせがあるという。人気は必至だ。

 

(牧田 司記者 2月13日)

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