RBA HOME> RBAタイムズHOME >2007年 >

野村不動産「武蔵小金井」 坪単価340万円でも早期完売へ

「プラウドタワー武蔵小金井」完成予想図

 

価格に見合う価値のあるマンションは売れる′ゥ本

 野村不動産が近く分譲する「プラウドタワー武蔵小金井」を見学した。

 JR武蔵小金井駅南口の第1種市街地再開発事業地内に位置する25階建て全187戸(地権者用住戸13戸含む)。専有面積は約53〜106平方b。価格は未定だが、坪単価は340万円の予定。施工は戸田建設。

 物件の最大の特徴は、UR都市機構が主導する駅南口の約3.4ヘクタールもの大規模再開発物件であることだ。同社も事業参画している市川駅前の再開発事業の規模が2.6ヘクタールだから、それよりも大きな規模だ。

 同マンションは、同社が保留床を取得して分譲するもので、このほかイトーヨーカドー、市民交流センター(仮称)、商業・業務棟、南口交通広場、フェスティバルコートなどが整備される。これらの施設と直結する武蔵小金井駅は現在、中央線の連続立体交差化事業の一環として平成22年の完成を目指し、駅舎の改良工事が行われている。「開かずの踏切」が解消され、駅北側ともコンコースで結ばれる。

 このマンションは、このように駅直結∞再開発∞複合開発∞タワー型≠ネど、売れる要素が全て揃っており、プラウド≠フブランド力もある。

 坪単価については高いと見る向きもあるかもしれないが、記者が予想した通りの価格だった。記者は、坪単価350万円の値はつけないだろうし、330万円は安すぎると読んでいた。これは昨年、モリモトが三鷹駅前で早期完売したマンションが310万円ぐらいだったことから判断したもので、スケールの大きさからいって人気になるのは必至とみていた。

 現地販売事務所のサブチーフ・三好哲也氏も早期完売に手応え十分な様子で、「反響はすでに1000件以上。11月3日からの1期登録受付では124戸を予定している。来場者の方からはこのエリアにこれまでないグレード≠ニいう評価を頂いている。価格の高いほうから埋まりそうで、10戸ぐらいの億住戸は抽選になりそう」と語った。

 マンションの基本設計はUR都市機構で、二重床・二重天井のスケルトン・インフィル、芯心1.05メートルの廊下幅などが特徴。キッチンカウンター、パウダールームの天板は天然御影石を採用するなど仕様レベルも高い。特別仕様のタイプでは、突き板と見まがうほどの強化紙が建具・ドアの面材として使用されている。

価格に見合う価値のあるマンションは売れる≠ニいう見本のマンションだ。

 

(牧田 司記者 10月16日)

ページトップへ戻る