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新々価格でも大健闘 オリックス不動産「北千住」

「サンクタス 1010 タワー」完成予想図

 オリックス不動産が分譲している、新価格というよりは新々価格≠フ「サンクタス 1010 タワー」を見学した。

 JR常磐線(東武伊勢崎・東京メトロ日比谷線)北千住駅から徒歩 8 分、足立区千住寿町に位置する19階建て全71戸の規模で、専有面積は約57〜92平方b、坪単価は260万円だ。

 北千住のマンションといえば、3年前に竣工した旭化成ホームズの駅前再開発タワーマンション「アトラスタワー北千住」が確か坪200万円を突破していたが、その他はせいぜい坪180万円がアッパーのエリアだった。

 オリックス不動産の物件は、旧価格より4割以上も高い。しかも、交通量の激しい日光街道に面している。果たして、売れるのかどうかに興味があったので見学したのだが、すでに1期21戸が契約済みだった。売れ行きも価格の低い 4000 万円台だけでなく、 6000 万円台の住戸も売れていた。新価格の浸透がいま一つの埼玉エリアで大健闘といえる売れ行きだ。

 現地販売担当者も「 6000 万円台の高額住戸が売れるかどうか心配していたが、まんべんなく売れている。来場者もコンスタントにあるので、売れ行きについては全然心配していない」とのことだった。

 外観デザインはグレーと白の格子が印象的なもので、住戸プランもいい。コンパクトな間取りもファミリー向けの間取りもワイドスパン・多面採光が中心だ。設備仕様も、同社が西新井で分譲している「レコシティ」よりは劣るかもしれないが、東武伊勢崎線の物件では水準以上だ。基本性能面でも二重床・二重天井で、逆梁ハイサッシ、アウトフレーム工法を採用。リビングの天井高は 2700 ミリだ。

 北千住駅圏では競合物件がなく、再開発により街が一変したのが売れ行き好調の要因と見た。

 

(牧田 司記者 9月3日)

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