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これほど美しい<}ンション見たことない

鹿島建設「加賀レジデンス」

「加賀レジデンス」完成予想図

 

資生堂の工場跡地だからでもないだろうが…

 美しい!=\―モデルルーム玄関ドアを開けたとたん、思わずつぶやいたのがこの言葉だった。長い記者生活の中で、これほど美しいマンションのモデルルームを見たことがない。鹿島建設と中央商事が共同で近く分譲する「加賀レジデンス」のモデルルームだ。

 物件は、埼京線十条駅から徒歩8分、区内でももっと地位が高いとされる板橋区加賀2丁目の一角で、敷地は元資生堂工場跡地。用途地域は準工だが、周辺はマンション化が進んでおり、嫌悪施設はほとんどない。建物は14階建てで全246戸の規模だ。専有面積は約62〜130平方b。施工は鹿島建設で、販売代理は三井不動産レジデンシャルと野村不動産アーバンネット。

外観も住戸内も端正な白が基調

 何が美しいかといえばデザインだ。住戸内は柱や梁型が全くなく、 1 分の隙もないぐらいスッキリしている。そして、カラーリングは外観を含めて白だ。フローリングや一部の面材を除き、クロスも巾木もドアも白だ。白は自ら美しいだけでなく、あらゆる色を引き立たせる白だ。凛として、端正な白だ。

 その見事さにさすが鹿島≠ニ歓声を上げたくなったほどだ。花に例えれば月下美人か酔芙蓉だろうか。

 これほど美しいマンションを設計したのは鹿島の技術力なのだろうが、記者は、建築のことはよく分からないので、パンフレットのコピーをそのまま以下に紹介する。造り手の意気込みがひしひしと伝わってくるはずだ。

 「目指したのは、次世代の住まいをつくること。そして、新たな価値を生み出すこと。
 美しい人生という未来像を抱くご家族のために、美しく豊かな生活空間をご提案したい。(中略)鹿島のビジョンを実現するためには、これまでにない技術が必要でした。
 『壁式免震構造』。企画・設計・施工のすべてを手がける鹿島が、超高層建築で培ったエンジニアリングの総合力を結集して生み出した、画期的な技術です」

 つまり鹿島の総合力を結集して生み出した、画期的な技術≠ェ、かつて見たことのない美しいマンションを創りだしたのだろう。床から天井まで約2.5メートル全てが窓なのに、鹿島のマンションを見たことがない人は驚かれるだろう。

販売代理の野村アーバンネット・木ノ内氏も「目を見張った」

 最大級の賛辞を送ってしまったが、美しい≠ニ感じたのは記者だけでない。当の販売代理会社、野村不動産アーバンネットプロジェクト営業本部住宅販売部課長代理・木ノ内裕一氏も「目を見張った」と語っていることでも、大げさでないことが分かっていただけるはずだ。

サラリーマンにも手が届く坪単価250万円

 嬉しいことに、価格も安い。記者の相場観からして坪単価は280万円が妥当と見たが、平均面積が90平方bを超えることから低めに価格設定されそうで、坪単価240〜250万円になる模様だ。鹿島の最近の素晴らしいマンションは、「虎ノ門タワーレジデンス」「コートレジデントタワー」「MASTERVIEW RESIDENCE」などがあるが、どれも一般サラリーマンには手が届かないものだ。このマンションなら、手が届きそうだ。

 このマンションには、美しい人 (もちろん心が) に住んで欲しいし、住めば美しくなるマンションだ。物件チラシにも「すべては、美しい人生のために」というキャッチコピーが用いられていた。

 百聞は一見にしかず。同業も必見だ。記者の拙文を読むより、とにかくモデルルームを見学して欲しい。

 

(牧田 司記者 5月18日)

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