7-23sokuhou

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三菱地所が快勝　本岡－奥沢完封リレー

サンフロンティア・望月好投も打線の援護なし

先制の本塁を踏んだ木下（右）を迎える三菱地所ナイン

	1	2	3	4	5	6	7	R
サンフロンティア不動産	０	０	０	０	０	０		０
三菱地所	１	０	０	０	１	Ｘ		２

　三菱地所が本岡－奥沢の好投と若手、ベテランががっちりかみ合い快勝。サンフロンティア不動産は、望月投手が好投、３回には１死満塁、一打逆転の好機も作ったが、三菱地所の堅い守りに決勝Ｔへの道を阻まれた。

　三菱地所は初回、先頭の木下が１塁内野安打で出塁、すかさず２盗を決めたあと、続く吉良が絶妙の犠打を決め木下が３進、ここで３番・藤田が右翼犠飛を放ち、１点先行。４回の４番・藤原と５番・鶴見の連打で得た無死１、２塁の好機は生かせなかったが、５回、四球で出塁した鈴木健が暴投で２塁に進んだあと、吉良が左翼前適時打を放ち、貴重な追加点をもぎ取った。

　先発の４４歳のベテラン本岡は４回を２安打に抑え、５回から登板した若手の奥沢がしっかり締めて完封勝ち。

　守備陣も１失策と投手を盛り立てた。

　サンフロンティア不動産は、長谷川監督が風邪のため不在。健闘及ばず惜敗。１年ぶりに登板した望月投手は５安打２失点の好投を見せたが、打線の援護がなかった。

　サンフロンティアは３回、この回先頭の９番・品川の安打と２つの四球で１死満塁と攻め立てたが、４番・二宮の中堅に抜けるかと思われたゴロが相手遊撃手に好捕され併殺となった。９番・品川が２安打した。

○小林監督　ナイスゲーム。初回の木下の盗塁と、吉良の犠打はノーサイン。私は何もしなかった（快勝にご満悦）

○吉良　フォアザチーム

○本岡　よく守ってくれるので投げやすい。次も行く

●二宮　勝てると思ったが…（本岡－奥沢の継投は）あのタイミングで代わられるとつらい

●望月　体重は変わらないが、ウエストが７センチ太っちゃった。奥さんの手料理のおかげ（自らも常務に昇格。１年ぶりのマウンドだったが、本来のピッチングを披露した）

ベテラン、若手がしっかり機能　三菱の力は本物

　ベテラン、若手ががっちりかみ合った三菱地所のムードが最高だ。この日も、４４歳のベテランエース本岡が４回をピシャリ、２番手若手の奥沢も２回をほぼ完璧に抑えた。打撃では３４歳のベテラン藤田が先制の犠飛を放ち、３５歳の藤原、３８歳の鶴見、本岡がそれぞれ安打。新人の木下は全得点を挙げる活躍を見せる一方で、奥沢も再三の好守を披露した。

　大阪に転勤になった”三菱地所の新庄”こと３年目の佐々木もこの日は参加。ナインを盛り上げた。

　出場機会がなかった３６歳の船津を含めレギュラー６人が３０歳代以上で、残りは全て入社１～３年目の若手。この日のような戦いができれば、１２年ぶりのドームも夢ではない。

地所の〝新庄〟佐々木　大ハッスル

　　　　　　　　　　　ユニフォームを脱ぎ、「俺は大阪に転勤だから」と相手に渡そうとしてみんなを笑わした三菱・佐々木選手

　昨年チームを４強に導いた〝三菱地所の新庄〟こと佐々木が大ハッスルした。今年から大阪に転勤となったため、これまでの３試合は欠場したが、この日はしっかり選手登録。女性でもあげられないような１オクターブも２オクターブも高い声でナインを鼓舞したり、審判が協議に入ると「時間を止めて（サッカーのようにという意味？）」とお願いしたりして、ナインの緊張をほぐした。

　５回裏には代打で出場。「１年ぶりの打席。打てるかな」と大きな声で独り言。左翼フライに打ち取られ、そのまま遊撃手として守備についたが、「奥沢（投手）、真正面しか取れないから、取れるように投げてくれ」と、これまた大きな声で呼びかけていた。

　「来週もこなきゃダメ」と声をかけたら、「出張費、主催者で負担してくれる？　」

サンフ　　打安点
②　芳　賀２００
③　小　林２００
⑤　野　崎２００
⑧　二　宮３００
⑨　寺　田２００
④　稲　田１００
打　佐　藤１００
①　望　月２１０
⑦　河　西２００
⑥　品　川２２０
振球犠　　
６３１　　 19 ３０
……………………
三　菱　　打安点
⑤　木　下２１０
５　鈴木健０００
⑨　吉　良１１１
⑦　藤　田２０１
④　藤　原３１０
③　鶴　見２１０
①２本　岡２１０
⑧　宮　崎２００
⑥１奥　沢２００
②　網　野１００
６　鈴木龍０００
打６佐々木１００
振球犠　　
０２２　　 18 ５２
……………………
投　手回安振球責
望　月５５０２２
……………………
本　岡４２４２０
奥　沢２１２１０