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旭化成リフォームが 2 年ぶりドーム決める
三井不動産は清水を破り準決勝へ |
RBA野球大会は 18 日、日曜ブロック準決勝・三菱地所−旭化成リフォームと、 準々決勝・清水建設−三井不動産が三井浜田山運動場で行われた。 準決勝戦は延長サドンデスで旭化成リフォームが三菱地所を下し、 2 年ぶり東京ドーム進出を決めた。 準々決勝戦は三井不動産が快勝。ケンコーポと準決勝で戦う。 |
旭化成 死闘を制す 藤森が粘投、主砲・金子サヨナラ打
積水ハウスは選手揃わず完敗 |
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旭化成リフォームが延長サドンデスを制し、2年ぶり東京ドーム進出を決めた。
三菱地所は本岡投手の好投が報われず惜敗。 試合は、三菱が43歳・本岡投手、旭化成が44歳・藤森投手の両ベテラン投手の投手戦となったが、 先手を奪ったのは旭化成。初回、1死から連続四球で得た1、3塁の好機に4番・金子の犠飛で1点先制。 その後は代打・沢田の1安打のみに抑えられたが、同点の延長サドンデス(1死満塁で攻防)で、 先頭の金子が中堅越え大飛球を放ち、劇的なサヨナラ勝ち。 藤森投手は、肩痛と連戦の疲れからか球が浮き、再三ピンチを迎えたが、 6回を1失点に抑え、7回のサドンデスの場面も抑えきった。 根本捕手のはつらつプレーが目立った。野手陣も堅守で盛り立てた。 三菱地所は3回、この回先頭の1番・吉良が中堅前安打で出塁、 続く2番・奥澤の右翼越え2塁打で吉良が還り同点に。しかし、後続が続かずこの回1点どまり。 4回の1死2、3塁、6回の1死1、3塁の好機を逃したのが痛かった。 サドンデスの 7 回にも、1死満塁のカウント0−3と追い込みながら吉良が討ち取られ、 奥澤も凡飛に倒れた。旭化成の残塁が 2 に対して、三菱は9。あと1本が出なかった。 本岡投手は6回まで被安打1、残塁 2 の完ぺきのピッチングだったが、 最後は旭化成の主砲の一発に屈した。 ○辻野監督: しびれました。藤森は4日前「肩が痛くて投げられない」と言っていたので、 無理かと思っていたが、「肩が壊れても投げる」と言ってくれた。 よく投げたし、ムードメーカーの根本捕手がみんなを元気づけた ○金子: 打ったのはまっすぐ。何とかしたかった(サヨナラ打を放って ○藤森: 僕が44歳ということ知らなかったでしょ(と、記者に) ○根本: 7回の満塁でノースリーの時はどうなるかと。 そのあとストレートで2ストライクが取れたので ○山本: ピンチの連続。守っていても逃げ出したくなった |
●小林監督: ナイスゲーム。よく頑張った。力負け。
今年は一丸となって戦えたのがよかった。
来年はユニフォームを一新して頑張ろう(と、試合後の反省会でナインの労をねぎらう) ●本岡: 初回の四球が悔やまれる ●吉良: あかん、打てなかった。これから毎日素振りしよう(7回の凡退を悔やんでいた) ツキも実力のうち 旭化成リフォーム 旭化成リフォームが2年ぶりの東京ドーム進出を決めた。最大の功労者は藤森投手だろう。 腰痛になるほど投げ込みを行い、結果を出した。 この日は疲れからか出来はよくなかったが、前2試合は見事なピッチングを披露した。 44 歳とはとても思えない力あふれる投球でチームをドームへ導いた。打では金子だ。決勝トーナメントで3発を放ち、この日もサヨナラ打は中堅を深々と破った。 打線に核ができたのが大きい。 守りはやや不安があるが、この日見せた根本捕手のガッツあふれる守備ぶりはナインを鼓舞した。 そして、ツキにも恵まれた。予選では3強の1チーム、三井不動産に完敗したが、 決勝トーナメントでは3強と対決せずに済んだ。ムードは最高だ。 「ドームでも勝って旭化成ホームズと対決したい」と平居社長は言うが、 その可能性はないとはいえなくなってきた。 古豪復活の兆し 三菱地所 敗れはしたが、古豪復活の兆しが見えた一戦だった。 本岡投手は43歳のベテランだが、熊谷組時代に社会人野球でも活躍していたほどの選手で、 完璧に抑えられる投手力が整備された。打線でも吉良、奥澤、宮崎、 佐々木らの新人・若手の頑張りが見られた。その一方で、優勝経験のある藤原、船津、松島らベテランも出番は少なくなったが、 毎試合のように顔を出していた。 ベテランと若手の歯車がかみ合えば、強豪と互角に戦える戦力になりそうだ。 この日の敗戦は無駄にはならないはずだ。 |
![]() 旭化成リフォーム・平居社長 |
サヨナラ打を放った金子選手 |
![]() 粘投した旭化成・藤森投手 |
![]() 力投した三菱地所・本岡投手 |
来年も続投が決まった |
三菱地所一番のひょうきん男の佐々木選手が |
勝利に沸く旭化成リフォームナイン |
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三井不動産が快勝 初登板の志村好投
連戦の疲れ? 清水・下津浦、6連続四死球で自滅 |
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三井不動産が逆転勝ちで準決勝進出を決めた。
初先発の志村が好投。清水建設はエース・下津浦が突如崩れ完敗。 2点を追う三井は3回、この回先頭の7番・細井が死球で出塁、 8番・大町、9番・杉本は連続三振で2死となったが、 1番・木下から6番松苗まで 6 者連続四死球を選び、この回一挙 4 点を上げ逆転。 5 回には松苗の適時打で 1 点加え、 6 回には、清水の 2 番手投手・畑山を攻め、 4 安打で 4 点を加えて快勝した。 志村投手は今大会初めて先発。 2 回には、味方の失策から 2 失点したが、 あとは要所を締め完投。変化球が冴えた。 清水は下津浦投手の突如の乱調が全て。 2 回、敵失の 2 走者を 9 番・山寺と 1 番・野尻が適時打を放ったが、 その後は無得点に抑えられた。 これまでほとんど一人で投げきってきた下津浦は、制球力、球威ともまったくなかった。 連戦の疲れが一挙に現れたようだ。 ○大町監督: 結果的に勝ててよかった。志村の先発は今日決めた ○肥田: 今日は球がよく見えた( 2 安打 2 打点の活躍) ○細井: 毎週来るわけには行かないが… (転勤先の仙台からかけつけた、チームのムードメーカー) ●斎藤監督: 見えないプレッシャーか。ドームは遠いねぇ。 ここで勝ってもケンがいるからなぁ ●野尻: 何もいうことなし。下津浦は疲れていた。 僕が○○さん≠ニみんなを呼ばなきゃならないのが問題 (下津浦を除き全員が先輩。40歳代が3人のチーム事情を嘆いた) ● 山寺 下津浦でここまで来たのだから責められない(と、下津浦をかばった) |
![]() 三井不動産・細井捕手 |
![]() 好投した三井不動産・志村投手 |
![]() 旭清水建設・下津浦投手 |