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人気必至 明豊の外断熱「シェルゼ木場公園」

東京都「環境性能表示制度」で唯一の★3つ

「シェルゼ木場公園」完成予想図(同社パンフレットより)

 明豊エンタープライズが近く分譲する外断熱工法の「シェルゼ木場公園」を見学した。

 同社が外断熱工法とスケルトンインフィル(SI)、オール電化の3つを標準装備とするマンションブランドシェルゼ≠フ第一弾で、東京都が今年から導入した「環境性能表示制度」で全て★ 3 つを得た初のマンションでもある。

 東西線木場駅から徒歩9分、または東陽町駅から徒歩11分の全127戸の規模だ。専有面積は約70〜119平方b。施工は鹿島建設だ。

 当初から坪単価は250万円を突破すると聞いていたが、どうやら最終的には260万円になる模様だ。現在、東陽町駅近くで坪単価210万円のマンションが分譲中で、それと比べてもはるかに高い価格だが、高いだけの価値はあると記者は見た。

 まず、立地・環境がいい。敷地南側は親水公園で、西側には広大な木場公園が控えている。ホテルイースト21東京にも近接しており、申し分のない環境といえる。

 外断熱のよさは、いうまでもないだろう。記者は、同社の体験宿泊施設「シェルゼ」に1泊しているし、零下30度の極寒のモンゴルでも3度、外断熱仕様のホテルに宿泊している。

 価格が高いだけの価値があると見たのは、この立地と外断熱工法のほかに、基本性能、住戸プラン、設備仕様が極めて高いからだ。

 鹿島建設の施工で、最低でも6850ミリのワイドスパン、220ミリのスラブ厚、二重床・二重天井、高断熱樹脂サッシを採用しているほか、床材、建具・面材などのグレードも高い。システムキッチンは3Dシンクに特徴があるTOYO KICHINを採用しているのも特徴だ。ほぼ体験宿泊施設「シェルゼ」と同様の仕様となっている。

 さらにもう一つ、評価したいのは「環境性能表示制度」で全ての項目で★3つを取得していることだ。これまで10のマンションがこの「環境性能表示制度」で評価されているが、全て★3つというのはこのマンションだけだ。同社のこのプロジェクトにかける意気込みが伝わってくる。

 すでに問い合わせは約2000件、来場者も約600件にのぼっているとかで、早期完売は間違いない。

 これまで売れ行きが好調の新価格<}ンションを見学してきたが、ほとんど新価格に見合う立地であり、商品企画だった。単に仕入れ価格を上乗せしたようなマンションでは、ユーザーに評価を得るのは難しいだろう。

 

(牧田 司記者 10月3日)