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      同業も必見 三井不動産「パークシティLaLa横浜」

「パークシティ La L a 横浜」パティオ(完成予想図)

 

 

坪単価は割安の155万円

 三井不動産が5月24日からモデルルームをオープンする、大型商業施設「ららぽーと横浜」との複合開発マンション「パークシティ La L a 横浜」(全705戸)の記者見学会が行われた。

 記者は、最寄駅の横浜線鴨居駅から現地までの道すがら、いつもそうするように、果たして坪単価はいくらになるだろうかと考えた。マンションを見る目と相場観を養うためだ。

 まず考えたのが、普通≠フデベロッパーだったら、坪単価150万円でも厳しいだろうということだった。マイナーな駅であること、駅から現地までのアクセス(約11分)がいま一つであること、戸数が多いことなどがその理由だ。

 次に考えたのは、開発面積が約13ヘクタールで、約300店舗も入る「ららぽーと横浜」の魅力と三井のブランドからすれば、坪160万円でも安いということだった。しかし、坪180万円は高すぎるし、坪170万円がアッパーだろうということで自分を納得させた。

 現地に着いて早速、担当者に坪単価を聞いたところ、平均155万円という答えが返ってきた。「これは安い」とは思ったが、ある面で納得もした。

 都心部なら付加価値をたくさんつけて価格を上げてもいいが、一般サラリーマン、しかもこれから何かと出費がかさむ子育て世代に安価で良質≠ネマンションを供給するのがデベロッパーの役割だ。そういう意味で割安感のある価格設定をした同社の姿勢はさすがというべきか。

 一戸建て団地はともかく、同社のパークシティ<Vリーズでこれほどの郊外物件は初めてだろうが、中堅サラリーマンでも余力を持ってパークシティ≠ェ買えることが嬉しい。

 もちろん、共用施設も充実しているし、基本性能も水準以上だ。細かなことだが、同社は隣接住戸への遮音効果を高めるためフローリング床材と壁・巾木・敷居が接しないようにしている。

 ほとんど全タイプに広いポーチと花台がついているものいい。

収納コーディネーター・嶋津幸子さんが様々な提案

 そして、このマンションで注目すべきなのは、収納コーディネーターの嶋津幸子さんの「LaLa収納スタイル」が提案されていることだ。

 「主婦歴30年」という嶋津さんは、これまでもたくさんマンションの収納提案をされているが、今回は特別に用意された広いスペースで様々な提案をされている。

 ここでは紹介しないが、同業必見だ。お金をかけなくても(とは言っても、マンションは坪数百万円もする)、工夫次第で合理的な収納ができることを教えてくれる。

 

モデルルーム(リビングダイニング)

(牧田 司記者 5月9日)