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初陣スターツ快勝 10番打者が打席に立つ前代未聞の椿事


スターツのスコアカードには9番打者大平と10番打者平中の打撃成績が明記されている(本来は平中が指名打者。大平は守備専門)
1
2
3
4
合 計
スターツコーポレーション         12
大和ハウス工業        
(5回コールド)

 大和ハウス工業 相手の間違い気が付かず試合は成立

 初陣スターツコーポレーションが圧勝。小坂が2発を放ち、エース荒海が2失点完投。大和ハウス工業は初回の大原の2点3塁打のみ。その後は完全に抑えられた。この試合、RBAの歴史始まって以来の椿事が起きた。捕手にDHを採用したスターツは、DHの平中はもちろん守備専門の大平も打席に立つなど攻撃に10人が参加した。(ルールでは相手チームが指摘しない限り打者はそのまま打席に立つことができ、試合も成立する)。スターツスポークスマンの荒海は「ルールでは2人とも打てると思っていた」と話した。


スターツ 荒海

 

 

スターツ  席打安点
F 田 巻4 3 0 0
E 伊 藤4 3 0 0
D 佐 藤4 3 1 1
G 小 坂4 3 2 3
@ 荒 海3 2 0 1
B 山 下3 2 0 1
C 中 村3 3 1 2
H 磯 根3 3 0 0
A 大 平3 1 0 0
DH 平 中3 2 0 0
振球犠  
3 9 0  3425 4 8
……………………
ダイワ  席打安点
E 宮 本3 3 0 0
F 石 川3 2 0 0
G 柴 田2 1 0 0
DH 大 原2 2 1 2
C 宮 内1 1 0 0
@ 荒 井2 2 0 0
A 大 内2 2 0 0
D 加 藤2 2 0 0
B 斉 藤2 2 1 0
振球犠  
3 2 0  1917 2 2
……………………
投 手 回安振球責
荒 海  5 2 3 2 2
……………………
荒 井  5 4 3 9 9
本塁打 小坂A
3塁打 大原
2塁打 佐藤

 スターツは初回、4番小坂が2ラン、その後も4連続敵失で2点を追加。3回には小坂が2打席連続本塁打。4回には6つの四死球を絡め7番中村の適時打などで一挙5点を奪い試合を決めた。荒海は初回こそ2失点したが、2回以降はピシャリと抑えた。

 大和ハウスは頼みのエース冨永が欠場。初回に大原が2点3塁打を放ったが、2回以降は1安打に抑えられた。相手の10人攻撃を許すなど歴史に残るボーンヘッドも犯した。

○ 荒海 うちのチームを買いかぶりしすぎ(と言いながら「打たれなければ負けない」などと強気発言)

○ 中村 肩の故障で2年のブランクがあったが、復帰して最初の打席で安打。僕が元エース(自軍のスコアラーは第1打席は敵失にしていた)

○ ナイン これには深い意味がある(ユニフォームの「仲」は「仲介」の仲であることはすくぐ分かるが、ダッシュと涙かしずくのような点々の模様が付いている)

● 大原 冨永は今日は仕事。来週は必ず参加するといっている

  
スターツ小坂(左)と中村


スターツナイン

スコアをつけていればミスは防げた

 信じられないミスはこうして起きるという見本だ。そもそもスターツが9人以外に打撃専門の選手が打席に立てるなどと考えたことが常識ではありえないことで、大和ハウスもまさか守備専門の選手も打席に立つことなど端からか考えなかったためにミスが起きた。これだけではない。もし大和ハウスがスコアをつけていたらこんな単純なミスは防げた。さらに言えば、記者がちゃんと取材できていれば絶対に間違いを指摘していたはずだ。残念ながら8試合が同時に開始されたため、この試合は、試合開始間もなく、大和ハウスの大原監督と二言三言、言葉を交わしただけだった。

 終わってしまったことは仕方がない。今後、このようなことのないようして欲しい。やはりスコアをつけることだ。記者は中学時代、スコアラーをしていた。敵味方の長所短所を克明にノートにつけた。内角しか打てない打者、変化球が全く打てない打者、初球から振ってくる打者、守備が下手な野手…などのデータは勝利に貢献した。

 RBAレベルでも同じだ。スコアをつければ相手の弱点が見えてくる。スコアをつけないようなチームは絶対と言っていいぐらいドームにはいけない。


スターツのユニフォーム(「仲」の|の点々は「汚点」としか思えない)

 

(牧田司記者 平成25年7月5日)