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第24回 RBA野球大会

リスト岩島 突如休部で入社できなかった日産

何度も利用した日産野球場跡地の戸建て担当


リスト 岩島

 別掲のようにリストの大型戸建て「リストガーデン ダイヤモンドパーク」が好調な売れ行きを見せているが、5人の販売担当者はすべて野球経験者で、そのうちの一人、岩島誠氏(25)はリストのの走攻守揃った1番打者だ。

 岩島氏は語った。

 「法大のとき日産(野球部)に入ることが決まっていたのですが、4年の夏に野球部の休部が決まったので … 就職活動など全然していませんでした … 縁があってリストに入社しましたが、まさかその野球場跡地の建売住宅を売ることになるなんて … 。もちろん、野球場にはオープン戦なとで8回ぐらい来ています」

 岩島氏は愛知・春日丘−法大硬式野球部出身。愛知県は愛工大名電、東邦、中京などの強豪校がひしめき、春日丘は東海地区ベスト4が最高成績だ。岩島氏がいたころのチームも「森福(豊川高−シダックス−ソフトバンク)に準決勝で敗れ」甲子園出場を逃している。岩島氏は1番だった。

 同じ世代には江川(三重・宇治山田商業−ソフトバンク)、岩田(東邦−明大−中日)らもいる。岩島氏は法大に進学。怪我で1年と4年しか公式戦には出場していないが、慶大戦で本塁打を放っている。

 リストに入社してすぐにRBA野球大会に出場。第21回大会のデビュー戦では4打数2安打の成績を残し、2試合目で本塁打も放つなどパワーの違いを見せ付けた。現在も核弾頭として1番を任されている。

◇     ◆     ◇

 人の人生って分からないものだ。社会人野球の名門に内定が決まり希望に胸を膨らませていたとき突如野球部が休部になり就職を断念せざるを得なくなる。縁あって不動産会社に入り、その会社が休部となって使われなくなった野球場を買い取り、そこに戸建てを建てる−−ここまでなら分かるが、何と自分がその戸建てを販売する担当者になる。その球場は何度も試合のために利用したことがある球場だった−−岩島氏はどんな気持ちでこの戸建てを売っているのだろうか。

 「運命のいたずら」と呼ぶにはあまりにも酷な話ではないか。岩島氏には「めげずにがんばれ」というしかない。

リスト 街並み・設備仕様に評価 日産野球場跡地の戸建て(9/4)

 

(牧田司記者 平成24年9月4日)