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第23回 RBA野球大会 水曜日ブロック 決勝戦展望

旭化成の6連覇か リストの初優勝か

19回大会決勝戦の死闘再び 今野&八筬の投手戦必至

機動力で旭化成が優勢 雪辱期すリスト打線向上

 5連覇中の旭化成ホームズか19回大会の延長サドンデスで苦汁を飲まさされたリストの雪辱か。日程の都合で年越しの対決になった第23回RBA野球大会水曜ブロック決勝戦は5月8日、東京ドームで行われる。旭化成・今野、リスト・八筬の両エースが先発するのは間違いなく、19回大会同様、1点を争う好ゲームが期待できる。旭化成が勝てば6年連続12度目、リストが勝てば2度目となる。

 機動力に勝る旭化成が優勢と見た。先発はエース今野だ。平山も絶好調だが、立ち上がりに難があり、鈴木監督は冒険を犯さないはずだ。

 ただ、今野は32歳。コントロールは抜群だが、やや球威が落ちてきており、スタミナも心配だ。今大会は23回投げて被安打が17、四死球5、自責点4が物語っているように、後半で打たれるケースも目立った。緊迫した展開になる前に得点し、打たせて取る展開に持ち込みたい。先日行われた住友林業とのオープン戦に投げ、2−0で完封したという情報も入ったから、調子はよさそうだ。

 打はRBA屈指の好打者・北寒寺がチームを引っ張る。打てて守れて走れるイチローのような選手だ。このほか、大砲の深海に久保田、大久保、青木快など若手と、佐藤、三好らのベテランも徹底してチームバッティングでチャンスを広げる。チーム打率は・297と3割近い。

 守備は鉄壁で、山本捕手の投手リードもみものだ。

◇     ◆     ◇

 リストの先発は八筬で間違いない。今大会の準々決勝戦で3年ぶりに登板。健在ぶりをアピールした。以前と比べスピードは衰えたが、最近はプロにもいない横手投げ。コントロールもよく連打は許さない。もう一人、佐藤も今期は自責点ゼロだが、果たして登板機会はあるか。チーム防御率は6試合でゼロと抜群だ。ただ、住林とのオープン戦では八筬が投げ、1−2で敗れている。

 打線は19回大会より間違いなくアップしている。核弾頭、岩島を中心に新人・田中、鈴木賢らが元気。主砲の杉山はこのところ今ひとつ調子が上がらないが、長打力を秘める。ベテランの海藤、清水らは意外性もある。チーム打率は旭化成には劣るが、・254とまずまずだ。

 連打で今野を攻略するのは難しいだけに、足でかき回したい。元ロッテの倉持監督の采配もみものだ。

19回大会決勝リプレイ
リスト  00000000|0
旭化成00000001x|1

 リスト八筬(やおさ)、旭化成・今野の両エースの投げあいは7回でもけりが付かず延長サドンデス(1死満塁で攻防)の8回、旭化成が死球押し出しでサヨナラ勝ち。今野投手は7回を3安打無四球の完封。八筬も7回を4安打に封じたが、最後は痛恨の死球で涙を飲んだ。

 旭化成は3回、2死2塁から3番・渡辺康が中堅前安打を放ち、2塁走者・三好が果敢に本塁を突いたが憤死。5回にも、この回先頭の7番・野国が中堅超え3塁打を放ち、続く山本が死球で好機を広げ、9番中山の3塁ゴロで野国が本塁タッチアウトでチャンスを潰した。

 延長の8回には、3番・渡辺康が先頭打者に立ち、カウント2−1と追い込まれた が 死球を選びサヨナラ勝ち。渡辺康は前2打席とも安打を放っており、八筬にプレッシャーをかけた。

 今野投手は延長の8回、2死満塁から5番・江上にカウント0−3と絶体絶命のピンチを迎えたが、最後は抑えた。

○ 鈴木監督 すごい試合だった。サドンデスで1点勝負のときは渡辺康から攻撃することは決めていた

○ 今野 ノースリーのときは心臓がバクバクだったが、みんな守ってくれると信じて投げた。調子は最高によかった

○ 山本捕手 ノースリー? 全然平気。ちょっと力んだだけ。押し出しなんか全然考えなかった

● 倉持監督 ごめん。負けちゃった。打てなさすぎ。八筬はよく投げた

● 八筬 (最後の死球は)相手はいい打者だから、変化球で勝負して打たれたら悔いが残るので、全部ストレート勝負にいった …

(牧田 司 記者2012年5月2日)