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第24回 RBA野球大会 水曜ブロック(モンゴル国大使杯争奪戦)予選トーナメント

どっちも勝て 記者の勝って@\想

6月20日(水)神宮外苑軟式野球場 

「日の丸」グラウンド

10:00 〜 12:00  伊藤忠ハウジング−積和不動産

 昨年も対戦しており2−1で伊藤忠がサヨナラ勝ちしているが、ここも伊藤忠がやや優勢と見た。2年目のエース渡辺の仕上がり具合がどうかだが、仕上がっていれば積和が攻略するのは容易でない。伊藤忠は相手が格下とみて、オープン戦で投げた神を先発させれば積和にもチャンスがある。

 積和は、渡辺から連打連打で得点するのは難しいから、機動力を生かしたい。伊藤忠の最大の穴は守備力。選手が揃わなければざるどころか、底が抜けた樽状態になる。相手の守備が破綻すれば、渡辺もパニック状態になる。本間監督は自ら投げたい意向のようだが、ここは塚田−小田川に任せ、試合の趨勢が決まったら投げればいい。間違っても先発しないことだ。

12:00 〜 14:00  三菱地所リアルエステートサービス−ちばリハウス

 接戦と見た。地所リアルは間違いなく戦力アップしている。榊監督は主力3人が欠けると語ったのが不安材料だが、相手が貧打のちばリなら最小失点に抑えられる。榊監督は一段と太り、前年比20%増の120キロぐらいある。ここは自重してベンチウォーマーに徹すべきだろう。代打なら腹出しで死球を選べるかもしれないが … 。

 ちばリの横手投げエース篠原は完全に投球を覚えられた。昨年は旭化成に大会記録となる10発を浴び、コスモスイニシアにも連打を食らった。相手の地所リアルが攻略法をわかっていなければ、あるいは最小失点に抑える可能性がある。打線はかつての勢いがなくなった。情報がまったくなく、小川監督が補強をしていれば地所リアルを一蹴しそうだ。

14:00 〜 16:00  野村リビングサポート−コスモスイニシア

 接戦だ。野村リビングは羽尾が絶好調らしい。昨年の管理会社4社大会でも優勝投手となった。肩痛を抱えるが、初戦だけに調整は十分だろう。ここは必勝態勢で望むはず。不安の守備力だが、抽選会場では角田らは強気な発言をした。

 コスモスイニシアはベテランエース吉村が安定している。昨年はリバブル相手にあわやの投球を行っただけに、守りが並以上だったらほぼ完璧に抑える力がある。肝心の守りは、情報がなく未知数だ。昨年並みなら十分戦える。守備に破綻をきたしたほうが負けそうだ。

16:00 〜 18:00 積水ハウス−ミサワホーム東京 神奈川

 積水ハウスがやや優勢。堀田監督は明大硬式野球部の4番手が加入したと語ったが、果たして先発するのか。記者は旭化成戦で好投した寺島の先発だと読んだ。硬式経験者が軟式に即対応できるとは思えない。RBAでも入社1年目から活躍した投手は少ない。

 ミサワホームは清水の先発だろう。かつての剛球投手から技巧派に完全に脱皮した。相手が積水でも最小失点に抑えられる。先頭を打ちそうな坂本を徹底マークし、その前後を抑えれば勝機も生まれる。打線も清水を援護したい。

「ヒマラヤ」グラウンド

10:00 〜 12:00 長谷工アーベスト−住友不動産販売

 住友不販がやや優勢。このチームはいつも選手が揃うかどうかの不安が付きまとうが、古賀監督はやる気十分。エース伊藤に2番手の越前が十分戦力になりそうだ。ただ、初戦だけに先発は伊藤だろう。仕上がっていればほぼ完璧に抑える力がある。越前はやや制球に不安がある。打線も前田、和田らが好調と見た。

 長谷工は、強豪が相手では苦しいが、そうでなければ互角に戦える戦力に整ってきた。先発は梅垣か。コントロールもあり、スタミナも十分。伊藤を攻略するのは容易ではないが、相手は守りに不安があり、少ないチャンスを生かせば勝機も見出せそうだ。

12:00 〜 14:00  総合地所−住友林業

 住林が優勢だ。誰が先発するかだが、記者はうわさの左腕宮田だろうと思う。ここは格下だけに、今後の戦いを見据えて、鈴木監督は宮田を試すのではないか。しかし、必勝を期しエース石井か、住林ののび太くん$シ野の先発もありそうだ。

 総合地所は相手が悪すぎた。新人の投手が入ったようだが、相手が住林では荷が重い。むしろ長島の軟投のほうが効果があるのではないか。新人投手と長島を交互に投げさせる奇襲もある。

 波乱があるとすれば、住林の鈴木監督が初戦で不戦敗となったリストを叩き潰すために負けるが勝ち≠フ戦法をとったときだ。ここは総合地所に勝ちを譲り、お互い予選敗退を賭けてリストと次の試合で戦おうと考えるかどうか。鈴木監督にそんな度胸も自信も余裕もまったくないだろうが …。

14:00 〜 16:00  ポラス−モリモト

 ポラスが優勢。抽選会では清水も満も野球そっちのけでわけの分からない話をしていたが、先発しそうな岩瀬はやや制球に課題を残すが、力で押し切るか。打線は清水が「練習不足」を匂わせており不安がある。

 モリモトはマンションが絶好調で商品企画なら大手にも負けないが、野球部は年々戦力ダウン。六角監督の帝京野球部¥o身の看板も相手には通用しなくなってきた。本人は100キロぐらいあった体重を70キロ台に落とそうと必死のようだが、過ぎたるは …≠フ諺どおり減量はそこそこにして若手を補強、育てることに専念してはどうか。

 まあ、しかし、記者はモリモトファンだから、次の試合に期待しよう。

16:00 〜 18:00  東急リバブル−オークラヤ住宅

 オークラヤ住宅が優勢と見たが、これまで両チームは少なくとも10回以上は戦っているはずで、成績は圧倒的にリバブルがリードしている。記者は、オークラヤが蛇ににらまれたカエル≠フようにリバブルにころっと負けるのを何度も見てきた。若手はそんなことを知らないので大丈夫だとは思うが、小森は過去の苦い経験を覚えているはずだ。ただ、力は間違いなくオークラヤが上だ。小森は力(とはいえ打たせて取るタイプだか)でねじ伏せるか。若手も成長している。

 リバブルは正念場だ。オープン戦とはいえ、伊藤忠ハウジングに惨敗し、グループの東急不動産にも敗れた。主戦の桑折は制球を重視するあまりかスピードが落ちたように思う。主砲の河野は2塁走者のとき、2死2塁を1死2塁と勘違いし、中堅前ポテンヒットにもかかわらず走らず3塁どまりのミスを犯した。ミスターRBA岡住の引退がナインの士気に影響を与えているとしか思えない。岡住は試合に出なくてもいい、子どもを連れて応援に駆けつければナインはピリッとするのではないか。(小心者の古屋などは縮み上がるマイナス効果もあるかもしれないが)

 打者では松本大樹に期待だ。若いころは素質が生かせず名前をもじって未完の大樹≠ネどとナインから揶揄されていたが、苦節20年、ようやく花が開いたのか、ここ数年は確実に打力アップ。大器ぶりを発揮している。先のオープン戦でも見事な左翼越えを放った。

「桜」グラウンド

10:00 〜 12:00  中央ビル管理−三菱地所ホーム

 初参加の中央ビル管理が優勢。力は未知数だが、グループのポラスの抽選会参加者から仕入れた情報からすれば、水曜ブロックで水準以上の力があると見た。エース高橋は46歳で、右投げスイッチヒッター。歳が歳だけに制球重視の技巧派とみた。

 地所ホームは劣勢だが、かすかな望みがないわけではない。既存のチームにはエース鈴木のハエが止まる快投速≠ヘ完全に覚えられたが、何せ相手は初参加。のらりくらり投法で凡打の山を築かせるかもしれない。打線も援護して鈴木を盛り立てたい。

12:00 〜 14:00  みずほ信不動産販売−リスト

 リストは社内研修とかで、不戦敗が決まった。これで後がなくなった。

14:00 〜 16:00  旭化成ホームズ−三井不動産リアルティ

 旭化成の優勢は動かない。穴があるとすれば、6連覇からくる気の緩みだが、その気配はまるでない。ここも必勝態勢だろう。先発は今野か平山か。今後の戦い方を見据えれば平山の先発も十分あると見た。

 三井不動産リアルティは負けてもともと、失うものがない。あたって砕けろだ。先発は安田だろうが、次に戦ったら勝てる投球をしたい。北寒寺や三好、佐藤、大久保、青木快ら要注意人物の特徴を把握することに専念したい。穴は絶対あるはずだ。(相手の山本捕手は、相手の投手、打者の分析に全神経を集中している。リアルティの選手は自らのベンチ内での行動もすべて山本の頭脳に叩き込まれることを覚悟したほうがいい。アマの選手の欠点を見つけることなど山本にとっては朝飯前だろう)

16:00 〜 18:00 ミサワホーム東京−野村不動産アーバンネット

 ミサワが優勢。久々に新人が入ったそうでムードがいい。長期低迷に歯止めがかかったか。投げるのは新人か、それともベテランの渡部か。どちらが投げても今季オープン戦で、0−15、0−7で惨敗している野村なら大丈夫だろう。新人投手は帝京大の軟式野球部の投手だそうで、どの程度の力があるのかじっくり観察したい。

 野村はすっかり弱気だ。元社会人も歳には勝てないか、ベテランエース三根は「もう投げられない」と球だけでなくさじを投げた。ここまでチームを引っ張ってきた口撃力≠ナは誰にも負けなかった木内監督も出世≠オたとかで、本社に戻ったそうだ。見ていて楽しいチームだっただけに、いかにも残念だ。舵取りをなくした難破船のように波に翻弄され、飲み込まれるのだろうか。木内監督は悔しくないのか。沈みゆく難破船をまさか見捨てはしないだろう。

 

(牧田司記者 平成24年6月12日)