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第24回 RBA野球大会

組合せ決まる 初陣中央ビル管理は地所ホーム

15年ぶり復帰のパナホームは積水ハウス京葉


抽選会(ヒルトン東京で)

 第24回RBA野球大会抽選会が6月8日行われた。参加チームは水曜ブロックが34チーム、日曜ブロックは19チーム。水曜ブロックは6月13日、日曜は6月17日、それぞれ神宮外苑軟式野球場で開幕する。


中国大使館 友好交流部参事官・汪婉大使夫人から中国大使杯を受け取る旭化成ホームズ今野

水曜ブロック(モンゴル大使杯)              日曜ブロック(タイ国大使杯)
      

水曜ブロック(モンゴル大使杯) 予選トーナメント展望


駐日モンゴル国大使 ソドブジャムツ・フレルバータル氏からモンゴル大使杯を受け取る旭化成ホームズ鈴木監督

 決勝トーナメントに勝ち上がるのは参加34チームのうち16チーム。旭化成ホームズが抜けており、他のチームは3連勝して決勝トーナメントの初戦と準々決勝で旭化成と対決しなくてもいいシード権を得るにことが必須条件。

【Aグループ】

 傑出したチームがなく混戦模様。やや優勢なのが伊藤忠ハウジング。2年目エース渡辺の仕上がり具合がどうかだが、仕上がっていればこのグループでは完璧に抑える力がある。2番手の神もオープン戦で好投した。課題は守り。とくに守りの要である捕手をどうするか。内外野の守りも不安がある。渡辺の足を引っ張るシーンもありそうだ。

 他はエース伊藤がいる住友不動産販売、日曜のポラスを含め参加しているポラスグループ3チームの中でもっとも強いという中央ビル管理がやや抜けている。ただ、エース高橋は46歳。半信半疑なところもある。ほかは大混戦。一つの勝敗が戦線に混乱をもたらしそう。

【Bグループ】

 住友林業とリストが当確。ただ、リストは初戦の13日は社内研修とかで不戦敗となる可能性があり、組合せ次第では漁夫の利を得るチームが出そうで、割を食うチームも出そうだ。もう1チームはエイブル。昨年は住林、リストに善戦しており、今年も順当ならどちらかと戦うことになる。雪辱しても驚かない。組合せの関係で、住林、リスト、エイブルのうち1チームは予選敗退する可能性が大きい。

 他は混沌。敗者復活の組合せ次第ではどこが勝ち上がっても不思議でない。力関係からいえばポラスだろうが、野村リビングの羽尾投手が絶好調のようだ。

【Cグループ】

 王者・旭化成ホームズが当確。初戦で対決する三井不動産リアルティが当面の対抗だが、番狂わせはないとみた。ここは必勝態勢で今野を先発させるはず。  

三井リアルティは初戦で敗れても敗者復活で残りそうだが、組合せ次第ではオークラヤ住宅と最後の座を争うことになりそうだ。決勝T勝ち残りをかけて負けるが勝ち≠フ戦略もあるか。

 無印にした東急リバブルはオークラヤ住宅を倒せば、旭化成ホームズと対決することになるが…。漁夫の利を得そうなのは積水ハウス。明大硬式野球部の4番手投手が入ったという。ならば、オープンハウスの川崎より力ありそう。

【Dグループ】

 オープンハウス、積水ハウス京葉、パナホームの争い。この3チームは互角。オープンハウスは調整十分。明大卒の川崎と堀が期待通りの活躍をすれば初の決勝進出を果たしそう。積水ハウス京葉とパナホームは初戦で対決する。パナホームには初陣の壁があるとみたが、初戦を突破すれば突き抜ける可能性ありと見た。

日曜ブロック(タイ国大使杯) 予選トーナメント展望


タイ王国大使館公使 シントン・ラーピセートパン氏からタイ国大使杯を受け取るケンコーポ笠

 決勝トーナメントの切符は参加19チームのうち8チーム。ケンコーポが頭一つリードしており、三井不動産リアルティ、タイセイ・ハウジーが追う展開。あとはどんぐりの背比べで混戦。

【Aグループ】

 順当ならケンコーポとタイセイが対決する。シード権を得るには双方とも負けなれない。タイセイは投手にやや不安がある。

 三井不動産グループが3チーム同じグループに入ったが、今年は住宅リースにやる気を感じる。明治学院軟式野球部のエースで全国大会ベスト4入りの実績からすると、かなり力がありそう。三井不動産で主砲として活躍した松苗(45)も復帰する。

 このほかは大混戦。当たってみないと分からないチーム同士だ。青山メインの元ベイスターズの吉井(44)はこのメンバーならシュートを武器に相手を手玉にとる力がある。サンフロンティア不動産は二宮が監督を解任され、投手に復帰して名誉挽回を狙う。ミサワは「知命」(50)に手が届く大野が元気。久々に若手4人が加入して士気が上がっている。東急不動産も東急リバブルをオープン戦で破り、谷口監督は「優勝する」と大口を叩いている。三井不動産も新人が加入した。安田不動産も打撃ならナンバー1の西沢がいる。

【Bグループ】

 三井不動産リアルティがやや抜けており当確。あとは混沌としている。実績からはポラスと清水建設。調子に乗れば鹿島、三菱地所も浮上するか。

 清水は小寺投手次第。投げられなければ予選敗退もある。鹿島は豊田次第だが、打線は福本につなげば得点力がアップする。ポラスも成田のほかに投手が入ったそうだ。三菱は投手にやや不安があるが、調子に乗れば怖い。

 あとはやや厳しいが、力関係は互角。くじ運に恵まれるチームもあるか。

 

(牧田司記者 平成24年6月8・11日)