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住友林業 「第1回 カーボン・オフセット大賞」奨励賞を受賞

 低炭素社会の構築に向けて優れたカーボン・オフセットの取り組みを表彰する「第1回カーボン・オフセット大賞」で、住友林業の戸建住宅の建築に伴うCO2排出量をインドネシアでの新たな植林でカーボン・オフセットする取り組みが奨励賞を受賞した。

 「カーボン・オフセット大賞」は、環境省の後援を受けカーボン・オフセット推進ネットワークが主催して創設されたもので、事例の紹介を通じてカーボン・オフセットの意義と取り組みへの理解が社会全体に広く浸透することを目的としている。

 同社の取り組み「きこりんとProject EARTH 〜植林によるカーボン・オフセット〜」は、年間1万棟近く建築する注文住宅、分譲住宅全棟の主要構造材の伐採・搬出・製材・運搬・施工の各段階で排出されるCO2全量相当量をインドネシアの植林などでオフセットする取り組み。CO2オフセット量は年間で約6万トンに上る。さらに、地域の住民と共に植林・育林活動を実施することで新たな雇用や収入源が創出され、地域全体の生活水準の向上にも寄与していることが評価された。

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 環境大臣賞を受賞したのは株式会社エスパルスの「エスパルス エコチャレンジ」で、ホームスタジアムで開催するゲーム運営に伴う環境負荷の低減を目指しクラブ、スポンサー、サポーターが三位一体となってカーボン・オフセットに取り組んでいるのが評価された。このほか、優秀賞にイトーキ、東北夏祭りネットワーク、ファミリーマートの3団体が、奨励賞に住友林業など6団体がそれぞれ受賞した。

(牧田 司記者 2012年3月5日)