RBA HOME> RBAタイムズHOME >2012年 >

三井不動産 「スマートシティ企画推進部」新設

機構改革・人事異動

 三井不動産は3月2日、組織改正と人事異動を発表。4月1日付で「スマートシティ企画推進部」「中国事業部」などを新設するほか、国際事業部を再編し、グループ住宅事業推進体制を再編する。

 スマートシティ企画推進部は菰田正信社長が管掌し、船岡昭彦執行役員が経営企画部長兼スマートシティ企画推進部長に委嘱される。三井不動産レジデンシャル・松本光弘代表取締役社長は代表取締役会長となり、新しい代表取締役社長には藤林清隆代表取締役副社長が昇格する。

 また、三井ホームリモデリングは三井不動産リフォームに商号変更し、尾崎昌利・三井ホームリモデリング代表取締役副社長が代表取締役社長に就任する。三井不動産販売も三井不動産リアルティに商号変更し、子会社5社を吸収合併する。

◇   ◆   ◇

 今回の組織改正で注目されるのは「スマートシティ企画推進部」の新設だ。巨大市場に成長するとされるスマートシティについては各社が取り組みを強化しているが、同社はデベロッパーの中で唯一事業参画している藤沢市の「Fujisawa サスティナブル・スマートタウン」や国の「未来都市構想」事業としても採択された「柏の葉キャンパスシティ」などで取り組みを強化しており、一歩も二歩もリードしている。菰田社長が自ら部を管掌することでもその意欲がうかがわれる。

(牧田 司記者 2012年3月5日)