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細田工務店 杉並区の駅近の建売住宅9棟が早期完売


「グローイングスクエア杉並堀ノ内」(カーポートを隣り合わせに設置して広がりを持たせているのが特徴)

 細田工務店は2月6日、先月に分譲開始した杉並区の建売住宅「グローイングスクエア杉並堀ノ内」全9棟がわずか2週間で完売したと発表した。東京メトロ丸の内線新高円寺駅から徒歩5分の駅近ながら閑静な住宅地に位置し、空間の広がりや、周囲の緑を意識した街づくり、使いやすいプランニングなどが評価されたという。

 物件は、東京メトロ丸の内線新高円寺駅から徒歩約5分、杉並区堀ノ内3丁目に位置する全9棟。敷地面積100.10〜124.48u、建物面積90.66〜100.61u、価格6,680万〜7,580万円。登録申込開始は平成24年1月14日。

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 昨日は、同社の「調布」についていろいろ記事を書いた。厳しいことも書いた。今日はその逆だ。現地を見ていないが、駅から徒歩5分で、敷地を30坪確保し、6,000万円台〜7,000万円台なら売れるのは当然だろう。マンションなら坪単価は250万円はする。

 この調子でどんどん早期完売し、「建売住宅は細田」というイメージを定着させてほしい。先日、三井不動産が発表した第3四半期決算によると、戸建て分譲が絶好調で、1戸当たり平均5,394万円の戸建てを628戸販売した。決算発表会で、弘中聡経理部長は「戸建ては野村さんも増やしてはいるが、当社が一人勝ち」と胸を張った。

 同社グループの三井不動産レジデンシャルは年間700〜800戸台の都市型戸建てを分譲しているが、12月末現在、完成在庫はわずか26戸だ。戸当たり単価は首都圏では7,000〜8,000万円ぐらいではないか。中小規模でもきちんと街をつくっており、デザイン性でも優れている。

 ただ、同社の独走を許す他社も情けない。現在のところ三井を追うのは野村不動産だが、細田は次位につける力はある。豊富な実績と自社施工が大きな武器になる。街づくり≠フ東急不動産が年間100戸ぐらいなのは信じられない。

細田工務店 「賢い子どもに育てる家」テーマの「調布」見学(2/6)

(牧田 司記者 2012年2月7日)