RBA HOME> RBAタイムズHOME >2012年 >

四叉路の角地 開放感ある

伊藤忠都市開発「クレヴィア千川」人気必至


「クレヴィア千川」完成予想図

 伊藤忠都市開発の「クレヴィア千川」を見学した。「エコロジー」の取り組みを基本コンセプトにした「クレヴィア モット・エコ」の旗艦物件として、共用部には太陽光パネル、蓄電池、EV用充電器を設置、専有部にはHEMSを採用した物件だ。駅近の立地といい、前面が開けた環境、割安単価などから早期完売は間違いない。

 物件は、東京メトロ有楽町線・副都心線千川駅から徒歩3分、板橋区向原1丁目に位置する9階建て全63戸の規模。専有面積は60.48〜127.71u、価格は未定だが、坪単価は220〜230万円になる模様。竣工予定は平成25年1月下旬。設計・監理・施工は長谷工コーポレーション。販売代理は伊藤忠ハウジング。

 物件の特徴は、太陽光パネル、蓄電池、 HEMSを採用し省エネとエネルギーの「見える化」を図っていることだが、何しろ駅近でありながら住環境がいい。

 現地は、ほとんど四叉路の角地といってよい(厳密には敷地南側には3階建てぐらいの小さな建物が建っているが)。敷地前面の中野通りは幅員20メートル。舗道も整備されている。交通量はそれほど激しくないようだ。用途地域は道路に面しているところは近隣商業だが、後背地は第1種中高層。将来、前面に高い建物が建たないという保証はないが、敷地はそれぞれ細分化されており、同社の建物が周辺ではもっとも高い建物になりそうだ。

 もう一つの特徴は、新規供給がほとんどないエリアだということだ。駅から徒歩5分以内の物件は、この10年間で1物件しかない。数年前には駅10分圏では首都圏建築不燃公社と野村不動産のマンションが分譲されたが、小規模だったこともありほとんど即日完売した。

 単価も割安感がある。坪単価250万円は高いと思ったが、220〜230万円はストライクゾーンだ。70u台前半の3LDKで4,000万円台の後半となる。最上階の100u以上のメゾネットタイプ3戸の間取り図は図面集から除かれているように、すでに予約が入っているようだ。

 事前案内会の来場も多く、土曜・日曜日で100組ぐらいあるという。分譲は3月中旬を予定していたが、前倒しして2月下旬に分譲開始するようだ。

(牧田 司記者 2012年2月6日)