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細田工務店 「賢い子どもに育てる家」 調布で分譲


「グローイングスクエア調布多摩川」完成予想図

 細田工務店は2月2日、「賢い子どもに育てる家」のプランを盛りこんだ建売住宅「グローイングスクエア調布多摩川」を発売すると発表した。

 学研ネクストが推奨する「子育て de 家庭教育ベスト住宅プラン」を採用したもので、予習・復習など子供の家庭での学習習慣を導くしかけと、親が効率よく子供の教育に取り組める工夫がなされている。

 同社は、採用の背景として、文部科学省の「新学習指導要領」による「ゆとり教育」の見直し機運が高まっていることや、物件が位置する調布市は公立学校への進学率が周辺より高く、家庭内学習を重視する傾向が高いという立地要因をあげている。

 「グローイングスクエア調布多摩川」は、京王線調布駅から徒歩13分、または京王多摩川線京王多摩川駅から徒歩10分、調布市多摩川6丁目に位置する全9区画。土地面積は120.11〜123.06u、建物面積92.94〜98.33u、予定最多価格帯は6,000万円台。2月下旬から販売開始する。

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 この種のマンションはたくさん見てきた。戸建ては見たことがない。近く見学してレポートしたい。環境決定論には与したくないが、親の資産による教育格差が広がっているのは紛れもない事実だし、家の間取りが子どもの学力に影響を与えるのも事実なのだろう。だからデベロッパーが「頭がよくなる子」や「賢い子どもに育てる家」に取組むのは納得できる。しかし、もっと大事なのは家計が厳しくとも家が貧しくとも立派な子どもに育つ環境・社会にしなければならないということだし、デベロッパーにもそのような取り組み、仕掛けを提案してほしい。今度はそうした提案を行うことを同社に期待したい。「ゆとり教育」に言及したのはいいことだ。

 現地は見当がつく。かつてある建売りメーカーが建売住宅を分譲して圧倒的な人気を呼んだ現場の近くだ。

(牧田 司記者 2012年2月2日)