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モリモト 「ピアース三軒茶屋レジデンス」

渋谷からバス15分が売りの一つ


「ピアース三軒茶屋レジデンス」完成予想図

 モリモトの「ピアース三軒茶屋レジデンス」を見学した。住環境に恵まれた立地で、価格もリーズナブル。デザインもいい。早期完売間違いない物件だ。

 物件は、東急田園都市線三軒茶屋駅から徒歩10分、またはJR山手線渋谷駅からバス13分徒歩3分、世田谷区太子堂3丁目に位置する6階建て全40戸の規模。専有面積は47.78〜103.04u、価格は未定だが340万円ぐらいになる模様だ。竣工予定は平成26年3月上旬。設計・監理は日本エーコン一級建築士事務所。デザイン監修はアーキサイトメビウス、カン・デザイニングオフィス。施工は大末建設。

 まず、アクセス・立地がいい。三軒茶屋駅からだと徒歩10分だが、石畳の舗道空間が気分を和らげてくれる緑道を抜けられるし、あまり渋滞もしないというバスを利用すれば渋谷まで15分という。周辺一帯の太子堂3丁目は地区計画が定められており、良好な街づくりが進められている。物件の隣には住友不動産の坪428万円の「グランドヒルズ三軒茶屋」もあれば、近くには公園もある。建物は傾斜地立地で、西向き住戸が中心。

 次はデザイン・商品企画だ。アーキサイトメビウスはすっかり馴染みになったが、今回はサッシ枠に縦の格子を用いているのが印象的だ。モデルルームは白が基調て、建具・ドアは突き板のUV塗装。キッチンの天板も特注品の御影石を採用。間口は最低でも7メートル以上だ。

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 記者は企業の優劣を売上高の多寡で測りはしないが、大手・中小に分けるとすれば便宜的に売上高や従業員の数などを尺度にせざるを得ない。その意味で、モリモトは中堅の範疇に分類せざるを得ないのだが、デザイン・商品企画力では大手と互角かそれ以上だと思っている。中堅クラスで大手と互角に戦えるデベロッパーは他にない。

 この物件には、同社の目利き力の確かさを見た。最上階の4戸は100u超えの億ションになる可能性が高いが、他の住戸は間違いなく早期完売するはずだ。

(牧田 司記者 2012年11月19日)