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総合地所「ルネ浅草 WEST&EAST」

立地ハンディあるが単価185万円の圧倒的安さ

  
「ルネ浅草WEST」(左)と「ルネ浅草EAST」完成予想図
  

 総合地所は10月25日、台東区浅草エリアのマンション「ルネ浅草 WEST&EAST」の報道陣向け見学会を行った。アクセスにはハンディはあるが、坪単価が185万円という都心周辺エリアでは考えられないような価格の安さだ。11月3日から分譲する。

 物件は、「WEST」が東武浅草駅から徒歩16分の台東区今戸2丁目に位置する11階建て全30戸。専有面積は60.41〜63.30u。竣工予定は平成25年2月下旬。施工はリベレステ。「EAST」は東武浅草駅から徒歩15分、台東区今戸2丁目に位置する9階建て全16戸の規模。専有面積は43.32〜66.12u。竣工予定は平成25年5月上旬。施工は新三平建設。双方の予定価格は予定価格は2,900万円台〜3,800万円台(最多価格帯3,300万円台)、予定坪単価は185万円。

 特徴は、小家族向けの2LDK〜3LDKながら間口は最低でも3LDKは6.350ミリ、2LDKも東向きだが7.600ミリあり、二重床・二重天井のほか一般的なマンションの基本スペックがほとんどすべて標準装備されていること。食洗機もついている。天井高は2.500ミリ。

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 同社の説明によると、これまでの資料請求は約150件で、10月6日からのモデルルーム来場者は約30件。来場者の約40%は地元台東区居住者だが、太田、世田谷、埼玉などの広域から集客できているという。「安いね」という声が上がるそうだ。社内にも購入を検討している独身者(26)がいる。

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 お世辞にも恵まれた立地とは言えない。駅から徒歩16分は若い人はともかく、記者などはまず歩ける距離ではない。周辺の街並みは評価によって分かれるので書かない。庶民的な街ということだ。

 しかし、単価は圧倒的な安さがある。23区の外縁区でも駅から徒歩10分圏でこの単価で供給できるところはそうないはずだ。広域から集客できているのも、この圧倒的な価格の安さにあるのだろう。

 安かろう悪かろうではない。価格の安さを売りにするのであれば食洗機などつけなくてもいいし、設備仕様ランクをもっと下げてもいいのではと思ってしまうぐらいだ。西向きの「WEST」は前面が幅員が約22mの道路で、「EAST」は東向きで道路幅員は約6mだ。

 物件概要では徒歩の表示だが、バス利用で日本橋三越まで約30分というから、バスを利用すれば都心に近いということをアピールできれば意外と早く売れるのではないか。


モデルルーム

(牧田 司記者 2012年10月26日)