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三井不動産レジデンシャル

一人暮し家族の見守り&お知らせサービス「ミマモ」導入


 三井不動産レジデンシャルは9月28日、ひとり暮らしの家族の生活リズムを24時間365日見守り、異常を知らせるサービス「ミマモ」を立山システム研究所と共同開発したと発表した。首都圏の「三井のすまい LOOP会員」を対象に10月からサービスを開始し、随時全国へとサービス範囲を拡大していく。

 「ミマモ」は、同社が行った「別世帯で暮らす父や母の生活や健康に関するアンケート」の結果、約6割が離れて暮らす両親の生活や健康を「不安・心配」と感じていることからニーズがあるとして導入するもの。 

 見守りたい家族の住居内に熱の微妙なゆらぎを感知する人感センサーを設置し、生活リズムをチェック。生活リズムのデータはインターネット回線を通じてデータセンターに送られる。そこで解析された生活リズムの画像は、離れて暮らす家族がインターネットで確認でき、一日の行動パターンや運動量の変化などを見守ることができる。住居内の行動回数が極端に少ないデータを検知し、異常と判断した場合は、事前に登録されたアドレスにメールを自動発信して家族に知らる。

 人感センサーは、寝室・玄関などユーザーの希望に応じて最大7カ所設置でき、センサーは手のひらサイズ(7cm角)で目立ちにくく、家族は気兼ねなくいつも通りに生活できるという。

 データは蓄積されるので、1日単位で確認したり、生活リズムを週単位、月単位で比較でき、起床時間や就寝時間の変化、夜中のトイレ回数の増減など病気予防や事故防止に役立てることができる。

 設置費用は機器代金・設置工事費用合計で96,600円(税込)、月額使用料は1,050円(税込)。

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 このリリースを読んで「自分は嫌だが、これはいい」と思った。自分は嫌というのは、何だか行動がすべて監視されているようで気分が悪いし、子どもの世話などになりたくないと思うからだ。しかし、費用はどちらが負担するかの問題はあるが、親子が納得の上で設置するのであればいいのではないか。記者以外にも「親子関係がこのよう機器で結ばれているというのはいかがなものか」という団塊世代の人の声もあった。

(牧田 司記者 2012年9月28日)