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丘の上のランドプランがいい総合地所「ルネ横浜上大岡」


「ルネ横浜上大岡」完成予想図

 総合地所は8月中旬から「ルネ横浜上大岡」を分譲するが、販売開始に先立つ8月2日、記者見学会を行った。ヒルトップの省エネやランドプランに力を入れた好物件だ。

 物件は、京浜急行本線・横浜市営地下鉄ブルーライン上大岡駅から徒歩12分、横浜市港南区大久保に位置する5階建て全83戸の規模。専有面積は70.10〜86.00u、予定価格は3,300万円台〜5,000万円台(最多価格帯3,900万円台)、坪単価176万円。竣工予定は平成25年2月末日。施工は長谷工コーポレーション。販売代理は長谷工アーベスト。6月から事前内覧会を行っており、これまで問い合わせは約350件、来場者は約130件。

 現地は、上大岡駅との比高差が25mある丘の上のトップで、大手企業の社宅跡地。建物は道路から約2m高い擁壁をめぐらせた敷地にL型に建設される。敷地南面と西面にはフェンスでなく生垣を設置し、メインエントランスにはケヤキなどの高木を配するなど、ランドプランに力を入れているのが特徴の一つだ。

 また、環境配慮・省エネ対策として太陽光発電パネル、電力一括購入システムを採用。大規模物件にしか導入されない「防災 3 点セット」なども配備。省エネ対策最高等級4を取得している。

 住戸の商品企画では、同社としては初めて換気機能付き玄関ドアを採用しているほか、洋室の引き戸提案、使い勝手のいい洗面室などを設置している。

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 上大岡の高台といえば、10数年前に取材した有楽土地のマンションを思い出す。やはり駅との比高差は25mぐらいあったのではないか。ここも社宅跡地だった。勾配がきつく坂の上り下りに難儀した。正直、こんなマンション誰が買うのだろうと思ったが、即日完売した。その後、総合地所も隣接地でマンションを分譲している。こちらも人気になったそうだ。

 横浜市民にとって住宅地に坂があるのは常識で、バス便もいとわないところもあるようだ。なので今回の比高差はそれほどのハンディにはならないのだろう。

 単価はやや高いような気がしないでもない。ここに限ったことではないが、いつも単価予想で外すのが神奈川県、特に横浜市だ。東京を中心にいつも見ていることも影響しているのだろうが、相対的に横浜市のマンション単価は高いような気がする。

 まあしかし、ここ数年、上大岡は再開発が進み人気が高まっている。駅近なら坪単価は二百数十万円するだろうから、ユーザーも納得の価格なのだろう。


西側完成予想図

(牧田 司記者 2012年8月3日)