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 三井不動産他「(仮称)室町東地区開発計画 1-5 街区」着工へ


外観イメージ

 三井不動産は7月24日、事業者を代表して日本橋室町東地区開発計画の第2弾「(仮称)室町東地区開発計画 1-5街区」の起工式を行い、8月に着工すると発表した。

 事業者は同社のほか千葉銀行、わかもと製薬、総武、三越伊勢丹、木屋ビルディング。計画は、一昨年10月にオープンした「室町東三井ビルディング(商業施設名「COREDO室町」)」に次ぐ日本橋室町東地区開発計画の第2期となり、竣工は昨年11月に着工した「(仮称)室町東地区開発計画 2-3街区」と同じ平成14年1月の予定。建物は地上17階、地下4階建て、延床面積約29,120uで、オフィス・商業施設からなる複合施設。デザインアーキテクトは團紀彦建築設計事務所。施工は清水建設・銭高組。

 低層部のデザインは三井本館などの歴史的建造物との調和を意識した100尺(31m)ライン、高層部はガラスと金属を用いたファサードとし、圧迫感を与えないように配慮。商業施設は「日本橋三越本店」や日本橋エリアの商業施設との回遊性や、近隣のオフィスワーカーなども意識したライフスタイル提案型の物販店舗を中心に誘致する。安心、安全への対応については、制振構造に加え、耐震性能の高い昇降機を採用し、被災度判定システムを導入するほか、非常用発電機も72時間対応でテナント企業のBCPをサポートする。

(牧田 司記者 2012年7月24日)