RBA HOME> RBAタイムズHOME >2012年 >

三井不動産レジデンシャル・相鉄不動産

「パークタワー横濱星川」 即日完売の勢い


「パークタワー横濱星川」完成予想図

 三井不動産レジデンシャル(事業比率70%)と相鉄不動産(同30%)が登録受付中の「パークタワー横濱星川」を見学した。「横浜市市街地環境設計制度」を活用して歩道・緑地帯の整備や子育て支援施設を整備した免震マンションで、モデルルームの提案が優れている。1期187戸は即日完売する可能性が高い。

 物件は、相鉄線星川駅から徒歩3分、横浜市保土ケ谷区川辺町に位置する20階建て全251戸の規模。専有面積は67.10〜82.84u、1期の価格は4,080万〜6,300万円(最多価格帯4,500万円台)、坪単価は219万円。竣工予定は平成25年3月下旬。設計・施工は清水建設。

 現地は飲料メーカーの配送センター跡地で、マンション化が進んでいるエリアの一角。隣は保土ヶ谷区役所で、三井不動産レジデンシャルなどが分譲した「パークシティ横浜」(2000年竣工、647戸)も近接している。

 最大の特徴は、免震構造を採用していることもそうだが、「横浜市市街地環境設計制度」を活用して住環境を整えていることだ。高さ制限が31m(ほぼ10階建て)のところを20階まで緩和されている。建物の1階部分には区の子育て施設が開設される。また、遊歩道や共用部分には三井不動産グループが保有している北海道の森林の間伐材を活用している。

 建物デザインは三井不動産レジデンシャルの物件も多く手がけているミサワアソシエイツ一級建築士事務所(三沢亮一代表)だ。外観のアクセントにガラスを用い共用部分には2層吹き抜けのギャラリーホールやカスケードホールを設置している。ランドスケープデザインは塙ランドスケープデザイン(塙哲夫代表)。インテリアデザインは「arflex」。

◇     ◆     ◇

 記者が「これはいい」と思ったのはモデルルームの提案だ。モデルルームは「arflex」を起用した角住戸タイプ(80u)、三井デザインテックを起用した小家族向け(76u)、子育てファミリーを想定した3LDKタイプ(73u)の3つが用意されている。

 角住戸タイプにはキッチンに隣接したミセスコーナーが設置されており、ミセスだけでなく子どもや夫なども利用できる多目的なもので、十分なスペース(約3.6畳大)も確保されている。76uのプランは木質感をうまく引き出している。 子育てタイプには「ファミリーライブラリー」が設けられており、親子の距離を縮める機能を持たせている。

◇     ◆     ◇

 モデルルームを見学したのは本日( 13 日)だが、前日から1期の登録申し込みが始まっており、すでに約150件の登録が入っていた。登録は15日(日)までなのですべての住戸に登録が入る可能性が高い。とくに「3戸1」「4戸1」エレベータを採用したことで両面バルコニーが可能になった3LDK(73u)の人気が高いという。

(牧田 司記者 2012年7月13日)