新宿御苑の借景が望める

トーセイ「THE パームス千駄ヶ谷御苑の杜」

「THE パームス千駄ヶ谷 御苑の杜」完成予想図

　トーセイが先週末から販売を開始した「THE パームス千駄ヶ谷 御苑の杜」のモデルルームを見学した。全23戸のうち１期分譲は10戸でうち7戸に申し込みが入り、上々のスタートを切った。

　物件は、JR中央・総武線千駄ヶ谷駅から徒歩4分、渋谷区千駄ヶ谷5丁目に位置する6階建て全23戸の規模。専有面積は46.18 〜70.60�u、坪単価は340万円。現在分譲中の3戸の専有面積は59.77〜63.44�u、価格は5,630万〜6,790万円。竣工予定は平成25年3月末。施工は馬淵建設。 設計・監理はピー・アイ・イー一級建築士事務所。販売代理は住友不動産販売。

　最大の特徴は立地条件だ。駅から近いのもさることながら、道路を挟んだ北側に「新宿御苑」の千駄ヶ谷門がある。住戸プランはＡ〜Ｋまで11タイプあり、このうち8戸は御苑の借景は期待できないだろうが、モデルルームになっているＤタイプ（63�u）などは全居室から御苑の森が眺められる。記者の記憶では、昭和50年代から60年代には周辺でマンションが供給されていたが、バブル崩壊後は皆無ではないか。それほど希少な立地だ。御苑の入園料は大人200円で年間パスポートだと2,000円。１日当たり約6円だ。

　設備仕様も御影石のキッチンカウンター、食洗機が標準装備されており水準以上だ。戸数も少なく、早期完売するのではないか。現在分譲中の住戸は御苑に面していない住戸のようだ。