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三井ホーム デザインにこだわった新商品

「PHIL・COURT(フィルコート) 」発売


「House of The Year 2010」トータルコンサルティング部門 最優秀

 三井ホームは7月7日から、外観デザインやライフスタイルにもこだわりのある幅広い世代をターゲットにした注文住宅フリー設計新商品「PHIL ・ COURT(フィルコート) 」を発売する。

 暮らしのエネルギーを上手に節約する「パッシブエコ」という設計思想を取り込み、コリドール(回廊)に囲まれたガーデンリビング(中庭)から緑・光・風の心地よさを上手に室内に広げることで快適で豊かな暮らしを提案しているのが特徴。商品名は、ギリシャ語で「愛」を意味する「 phil 」と英語で「中庭」を意味する「court」 からなる造語。「愛すべき中庭」という意味。

 販売エリアは沖縄を除く全国で、「French Style (フレンチスタイル)」の本体工事価格(施工延べ床面積 243.19u:73.56坪)は49,255,500円(坪単価669千円)。販売目標は年間200棟以上。


コリドールと中庭

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 販売に先立つ29日、記者発表会が行われ、同社専務取締役・長谷裕氏は「三井らしいデザインにこだわった商品で、『これなら売れる』という現場の声を吸い上げたもの」と企画の経緯について語った。同社が毎年行っている社内の表彰制度「House of The Year 2010」で最優秀に選ばれた実例を基に商品化されたものだという。

 同じような話を2週間前に聞いた。住友不動産が発売した「J・レジデンス」の記者発表会場で、専務執行役員製品開発室長・和泉沢忠晴氏が「営業から『頼むから9割の競合相手と勝負できる普通の商品をつくってほしい』という要望があり、2年前から商品開発に着手していた」と語った。

 注文住宅に限らずあらゆる商品は、現場の声なくして売れない。三井ホームの「三井らしいデザイン」とはどのようなデザインなのかよく分からないが、同社が設計・施工を担当している三井不動産レジデンシャル「ファインコート目黒」はまさに「三井らしい」デザインではないか。

 「ファインコート目黒」については別掲の記事を参照していただきたいが、記者はランドスケープ、外構、インテリアデザインが秀逸だと思う。価格は1億円平均と安くはなく全49戸と戸数も多いが、来場者が殺到しているようだ。長谷専務も「早期完売するはず」と自信を見せていた。


中庭(イメージ図)

オール三井≠フ記念碑的都市型戸建 三井レジ「目黒」(5/25)

(牧田 司記者 2012年7月3日)