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積水ハウス 「国内クレジット」認証取得 売却益を寄付」

 積水ハウスは5月30日、同社が運営・管理する国内クレジット制度に基づく太陽光発電・燃料蓄電池搭載住宅で「国内クレジット」の認証を取得し、このクレジットを用いた排出権取引による売却益を先進的な取り組みを展開している非営利団体「ジャパン・フォー・サステナビリティ」(事務所:川崎市、代表:枝廣淳子氏)」に全額寄付したと発表した。

 「国内クレジット制度」は、温室効果ガスの排出削減と省エネ活動を推進することを目的として、京都議定書目標達成計画において規定されている温室効果ガス排出削減量を認証し、排出権取引等に活用できる制度。

 積水ハウスと積水ハウスリフォームは、この制度に基づくCO2排出削減事業を企画し、事業主体となる太陽光発電システムと燃料電池を設置した住宅オーナーからなる「グリーンファースト倶楽部」を発足し、取り組みを強化してきた。今回、同倶楽部に入会する会員の平成23年11月末までのCO2 排出削減量272トンを取りまとめ、第25回国内クレジット認証委員会で認証を受けた。

 同社が平成23年度に販売した戸建て住宅のうち約78%が「グリーンファースト」で、太陽光発電システムを11,222棟に、燃料電池を5,356棟に搭載した。国内クレジット制度の実施期間である平成25年3月末までに10,000トンの国内クレジット認証取得を目指す。

(牧田 司記者 2012年5月30日)