RBA HOME> RBAタイムズHOME >2012年 >

野村不動産アーバンネット

不動産投資サイトのガイド役は元気印≠フ宮澤大樹氏

 野村不動産アーバンネットは1月17日、オールアバウトが運営する総合情報サイト「All About」内で同社社員がガイドを務めるガイドサイト「All About 不動産投資( http://allabout.co.jp/gm/gt/2284/ )」をオープンしたと発表した。

 「All About 不動産投資」サイトでは、同社ならではのマーケット情報や具体的な実例をもとに、不動産投資をわかりやすく解説し、幅広いユーザー層に向けた情報提供の強化を図る。

◇    ◆    ◇

 正直に書く。「この程度のリリースは記事にする価値はない」と判断して読み捨てようと思ったが、そのサイトのガイド役となる同社の担当者「宮澤 大樹(みやざわ たいじゅ)」氏に目が留まった。

 現職は、同社本店営業部 資産コンサルティング二課長となっているが、実は宮澤氏には弊紙「RBAタイムズ」2008年1月1日号の元気印≠ノ登場していただいている。インタビューを行なったのも記者だ。いろいろ苦労されて、中途採用にもかかわらず同社のトップ営業マンになったという記事を書いたのを覚えている。

 早速、当時の記事を読み返した。おおよそ次のとおりだ。

 マンションデベロッパーや住宅販売会社勤務を経て、同社に入社したのは平成17年。配属先は横浜営業所。最初はさっぱり成績が上がらなかった。最初に契約したのは築20年の16uの価格が500万円のワンルームだった。社内のスタッフからは「そんなもの手がけてどうするんだ」と白い目で見られた。

 ところが、横浜エリアでもマンションの投資ニーズがあることを学んだ宮澤氏は瞬く間に頭角を現す。一般の顧客とのフェース ツー フェースの付き合いを心がけた結果、顧客が顧客を呼ぶ連鎖となり、どんどん顧客リストが増えていった。一般的な営業マンの数倍を稼ぐトップ営業マンに上り詰めた。 後で聞いたのだそうだが、「所長からは『辞めよ、と言わなくてよかった』と言われた」。

 しかし、同社に入社するまでは大変な苦労もしている。進学校に進学しながら「勉強がいや」になり1年ももたずに高校を退学。「中卒じゃ就職できない」と気づいたときは20歳近くになっていた。それから夜間高校に通うが、生活費と学費を稼ぐため朝から晩≠ナはなく、それこそ朝から朝まで働いた。就職したデベロッパーからは「宅建を取得する暇があったらマンションを売れ」といわれた。1日400〜500件の飛び込み営業をやった。そのデベロッパーは倒産。次に就職した販売会社でも、大手デベロッパーとの商品力が歴然としたものを売るしかなかった。

 野村不動産アーバンネット=ノムコムに転職したときは、そのブランド力にびっくりしたという。

◇    ◆    ◇

 「業界紙の記者」にどっぷりと浸りきっている(これが悪いとは全然思っていないが)記者とは異なり、宮澤氏はユーザーをもっとも大事にされる方だ。サイトでもユーザーに役立つ情報を発信してくれるに違いない。

(牧田 司記者 2012年1月18日)