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ナイス 「住まいの耐震博覧会」に約36,000人来館


「住まいの耐震博覧会」(東京ビッグサイトで)

 ナイスが3月31日〜4月1日、東京ビッグサイトで行った「住まいの耐震博覧会」に当初予想の約35,000人を上回る35,612人が集まった。同社広報によると、例年より一般ユーザーの来館者が多かったという。

 博覧会は、平成14年から開催しているもので、現在では東京のほか仙台、名古屋、大阪、福岡などの主要都市でも行っており、今回で来館者は約110万人に達した。

 テーマコーナーでは、阪神・淡路大震災と新潟県中越地震における住宅の倒壊原因について、動く実験模型や体験コーナー、クイズなどを通じて分かりやすく解説。さらに、新耐震基準と旧耐震基準、それぞれで建てられた住宅の揺れ方の違いや耐震、制震、免震工法について、建築士が模型を使って説明した。このほか、木材・建材・住宅設備機器の最新商品の展示もされた。


1本150万円もする「黒柿」(中央の木)

◇    ◆    ◇

 記者が見学したのは4月1日のわずか1時間ばかりだったが、木材について学ぶことが多かった。国産材で値段が最も高いのは「黒柿」で、12尺×4..6寸の銘木がヒノキなどの3倍、150万円もするのを知ったし、ヒノキの北限が栃木県であることや、同社の創業のころ、どこの木材業者からも相手にされなかった中で三重県の業者のみが取引に快く応じたことも初めて聞いた。

 来館者総数が10年間で約110万人というのもすごい数字だ。大台と言う意味では、この「RBAタイムズ」のWebのアクセス数は本日の午前9時前に100万件を越えた。2004年に開設して以来8年目での100万件到達だ。これからも一つひとつ業界に役立つ記事を書いていきたい。

  
国産材を紹介するコーナー                      床柱の展示

(牧田 司記者 2012年4月2日)