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住友林業 イノスグループが隣居タイプの「YORiSOI(よりそい)」


外観イメージ

 住友林業が資材提供、技術支援を行う、全国の地域優良建設会社257社の会員からなるイノスグループは、親と子が適度な距離感を保ち、お互いのライフスタイルやプライベートを尊重する住まい、イノスグループ・コンセプト商品「 YORiSOI (よりそい)」を3月27日から発売開始した。

 各世帯が独立したプランとなっており、二世帯住宅とは違い、建物内で共有するスペースや行き来のできる開口部などは設けておらず、二つの世帯をつなぐ自由な空間として、趣味の作業場や近隣とのコミュニティスペースに使える屋根の付いたピロティ部分を備えているのが特徴。建物は一見シンプルな 2 階建てだが、内部がブリッジのような形になっている。あえて、二つの世帯を分けることにより相互間の独立性を確保している。

 販売エリアは全国(沖縄除く)、構造は木造軸組工法、自由設計。販売目標は初年度50棟。価格は3.3u当たり49万円より(施工坪単価、消費税込み)。

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 ニュースリリースの図面ではよく分からないが、あえて言うなら「近居型」より「隣居型」か「離れ付き二世帯住宅」と呼んだほうがいいかもしれない。多目的に利用できるピロティは長屋門のようでもある。デザインもいい。

 イノスグループは、1994年にスタートした全国の地域優良建設会社から構成される家づくりネットワークで、住友林業は資材供給・CAD支援・技術支援を会員建設会社に行なっている。現在の会員建設会社数は257社(2012年2月末日現在)で、前年度(2011年3月期)のグループ全体の上棟棟数は653棟。

(牧田 司記者 2012年3月29日)