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即日完売した東京建物「Brillia 大山町」

繁華街と背中合わせだが開放感あり


「Brillia 大山町」完成予想図

 東京建物が先に第1期分譲が即日完売したと発表した「Brillia 大山町」を見学した。

 物件は、東武東上線大山駅から徒歩3分、板橋区大山町に位置する15階建て全110戸(うち非分譲11戸)の規模。専有面積は60.23〜91.91u、価格は4,208万〜7,598万円(第1期販売住戸70戸に対して)、最多価格帯は4,800万円台、坪単価は236万円。竣工予定は平成25年3月下旬。設計・施工・監理は飛鳥建設。

 第 1 期分譲は70戸で、3月12日に抽選を行った結果、最高4倍、平均1.56倍で即日完売した。総来場者数は約440件。人気の最大の要因は大山駅から徒歩3分、「ハッピーロード大山商店街に隣接した立地条件。

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 現地を見学して、アーケード商店街「ハッピーロード大山商店街」の人気の高さを再確認させられた。この商店街は、近くに中堅のデベロッパーがあるため以前からよく通った。西小山のアーケード街ほどではないが、全長約1kmに約370店舗が軒を連ねるという。物件は、まさにこの商店街のど真ん中に隣接(正確には背中合わせ)している。

 ただ、正直に言えば、「ここのどこがいいのだろう」と思う。記者はデパートも含め、買い物にはまったく興味がない、というより人通りの多いところは好きではない。生活するうえでは日用品が揃うスーパー、新聞が買える店、酒が飲める飲食店、タバコが吸える喫茶店、本屋ぐらいしか必要でない。「テラス渋谷美竹」もそうだが、繁華街に住みたいと思う人がまったく理解できない。(雨が降っても濡れないのはいいことかもしれないが)駅からはやや距離はあるが緑が豊富な住宅街に住むより、他人と交わることもなく「群れ」の中で住むことに安堵感を覚える人が増えているのかもしれない。

 そんなわけで、単価もやや高いような気がする。しかし、設備仕様は同社のコミュニケーションシステム「LISTEN」などきめ細かな工夫が施されており、外構、外観デザインもいい。商店街のど真ん中ではあるが、開放感もある。

  
建設現場(シートのかかっているところは西側)              「ハッピーロード大山商店街」

(牧田 司記者 2012年3月23日)