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第1回 不動産6社対抗野球大会 12月10日 試合結果

第1回 不動産6社野球大会

 住友不動産が安田不動産を破り優勝


住友不動産 釜坂監督(記者は、決勝戦は取材できなかったので、こんな情けない写真になってしまった)

MVPは2試合を好投した草野球の星£須か  

 住友不動産、東急不動産、野村不動産、三井不動産、三菱地所、安田不動産からなる第1回「不動産六社対抗野球大会」が12月10日(土)、大宮健保グラウンドで行われ、住友不動産が中須の好投で安田不動産を破り優勝した。野村不動産が欠場したため、3位以下は1勝2敗で並んだ三井不動産、三菱地所、東急不動産が協議して決める。

 決勝戦は、東急不動産を2−0で下した住友不動産と三井不動産を6−1で破った安田不動産の対決となり、7回まで1−1で勝負がつかず、11回まで4度延長サドンデスを行なう大激戦の結果、住友が6−5でサヨナラ勝ちした。中須投手が7回まで11三振を奪う好投。最後は敵失でサヨナラとなった。安田は、来春入社予定の小久保が投げたが、最後は味方の失策に泣いた。MVPは2試合を好投した中須になる模様。

 不動産6社(住友不、東急不、野村不、三井不、三菱地所、安田不)野球大会 12月10日実施 勝敗展望(12/6)

決勝戦 安田不動産 5−6 住友不動産

1
2
3
4
10 11
合 計
安田不動産
住友不動産 1x
(延長11回 サヨナラ)

 双方とも失策がらみで1点ずつ取ったが、両投手が好投しそのまま延長戦(1死満塁で攻防)に。8回表、安田は主砲の西沢と福原の連続2点適時打で4点を奪い、試合を決めたかに見えたが、その裏、住友は沖縄出身でボクサーの具志堅とは親戚という具志堅が走者一掃の3塁打を放ち1点差とすると、敵失で同点に追いつく。

 9回、10回も点が入らず、11回裏、敵失(住友は安打として記録)でサヨナラ勝ち。

○釜坂監督 4点取られたときは負けたと思ったが、よく同点にし、ひっくり返してくれた。エラー? エラーはそんなにしていないですよ

 住友は、7回まで21回の守備機会のうち半分の11回は中須が三振を奪ったのだから、守備機会は 10回しかなかった)。うちはこれでもベストメンバーじゃない。来シーズンはRBAにも出場したい(普通に守れば優勝もあると見ていたが、ザル守備は解消されつつあるようだ。具志堅の加入も大きい。

●西沢監督 来年入社の立教大の軟式6大学の優勝チームの捕手、小久保が投げた。本職は捕手だが、岩間と僕と彼とで投手は3枚揃った。僕の肩? 大丈夫、投げられる。中須はいいピッチャー

安田不動産 初回の絶好の得点機逸す

  
安田 西沢(左)と小久保

 住友不動産の先発は、草野球の星・中須。幸か不幸か、安田のメンバーは中須のことをほとんど知らなかった。先頭の森は「三振は絶対しない」とバッターボックスに立った。中須は内と外に緩いストレートを投げカウント1−1から、3球目は誰でも打てそうな真ん中からやや外目のストレーレートを森は逆らわず中堅前に運び出塁。2番岩間はバントを失敗し3球三振。ここで森は2盗(どうして岩間の打席で盗塁しなかったのか)。

 3番はRBA屈指の強打者、今季打率 .583を残した西沢。初球は山なりのカーブかストレート。外に外れボール。中須は初戦の東急不動産戦では変化球は全く投げなかった。ストレート1本で、 1 、2球は内か外でカウントを稼ぎ、3球目は速いストレートで三振を奪う投球パターン。2球目は外のストレートだろうと思ったが、これまた緩いカーブ。西沢はタイミングが合わずセカンドゴロ。森は3進したが、ここで勝負あった。続く福原はサードゴロに倒れた。

 西沢は前日(当日)の2時半まで飲んでいたようで、捕手を務めた初戦では2回まで10回ぐらい捕逸するなど散々。中須との対決は「変化球もあるかもと読んだが(変化球があると読んだのはさすが)、打ち損じた」と悔やんだが、後の祭り。初回に、中須を叩いておけば展開は優位に進んだはずだ。

 西沢は負け惜しみか、それともレベルの高い投手との心理戦のことを言ったのか、面白いことを言った。「あのころは太陽が目に入って高めの球は全然見えない。中須は経験豊富だから、わざと山なりのボールを投げたのかもしれない」と。

3−4位決定戦? 三井不動産 4−5 東急不動産

1
2
3
4
合 計
三井不動産        
東急不動産 2X        
(5回時間切れ)

 3−4位決定戦は、三井不動産−三菱地所の予定だったが、三菱が所用で辞退したため、三井不動産−東急不動産となり、5−4東急がサヨナラ勝ち。佐藤がサヨナラ打を放った。米谷が4回を2失点の好投。三井は工藤−相澤の苦心の投手リレーも実らず。工藤は4回まで3失点、最後は相澤が打たれた。

○谷口監督 3位? さあ、みんなと協議して決める

予選 住友不動産 2−0 東急不動産


住友 前
1
2
3
4
合 計
住友不動産    
東急不動産    

 住友が完封勝ち。2回と4回、それぞれ敵失がらみで得点。中須は1安打9奪三振の好投。前が1打点の活躍。野手陣は投手ゴロを除く守備機会12回のうち3失策とまずまずの守りを見せた。東急は又地が好投したが、味方の拙守に泣いた。打線は泰道の1安打に抑えられた。

●谷口監督&泰道 中須? (ケンの)小笠原のほうが上じゃないか
●津島 いや、中須は本気で投げていない。本気で投げたら、小笠原より上かもしれない


東急 泰道

予選 三菱地所 5−8 三井不動産


三井 溝口投手
1
2
3
4
合 計
三菱地所    
三井不動産    

 三井が快勝。溝口投手は最終回に痛打を浴びたが、6回まで2安打6奪三振の好投。相澤、工藤のほか、若手や内定者の新人も活躍した。三菱は最終回、5安打を集中して5点を返したが、序盤の拙守による大量失点が響いた。

予選 三井不動産 1−6 安田不動産


安田 岩間投手
1
2
3
4
合 計
三井不動産

   
安田不動産    

 安田が快勝。岩間が1失点完投。初回、打者一巡の猛攻で4点を奪取して序盤で試合を決めた。三井の先発室谷は、肩痛から西武・牧田のように下手投げで投げたが痛打を浴びた。2回から投げた2番手の相澤も明らかに肩が痛そうたったが、さすが、代わってからはまずまずのピッチング。

○西沢監督 いつも下位打線が弱いと言われるが、今日は下位を強化して上下むらなく打った。来年は300ヤードを飛ばす森と福原と僕とで「300ヤード打線」を売りにドームを目指す(ゴルフが上手になると野球は下手になる。大丈夫か? )


三井 細井監督

予選 三菱地所 7−5 東急不動産


三菱 加藤投手
1
2
3
4
合 計
三菱地所    
東急不動産    

三菱が初戦に敗れた憂さを晴らした。先発の加藤は疲れからか後半は打たれたが、4回まで無失点の好投。横手、小島(オジマ)らの若手が活躍した。東急はエース又地が所用で欠場。代わって投げた中村が味方の拙守もあり大量失点。最終回、3点を返し2点差とし、なおも無死 1 、3塁の好機に併殺で逆転ならず。


三菱 小島(左)と横手

2点ビハインド 無死1、3塁でどう責める?

 7回裏、東急は無死から連打を重ね3点を返し、その差2点とした。走者は1、3塁。1塁走者は谷口。守るも攻めるも一番難しい場面だ。攻撃側からすれば、ここは絶対に同点かサヨナラに持ち込みたい。守る側は1失点はいいとして、絶対に2点目を防ごうとする。野球の面白いところだ。

 東急側から見れば、とにかく1塁走者を2塁に進めたい。谷口の足もあるが、記者は絶対盗塁だと思った。谷口が走ったら、捕手は絶対刺そうとするはずだが、悪送球は1点返され、なおも1塁走者を3塁に進めることだけは避けようとするから、投げないかワンバウンドの安全策を取ると考えれば、谷口は間違いなくセーフになにると見た。  無死2 、3塁なら同点、あるいは逆転の目もあると見た。谷口が走る自信がなければ、犠打もあるかと思った。しかし、谷口は自重。次打者は3塁ライナーとなり、谷口が飛び出し最悪の併殺となった。

 RBA関係者はこの場面でどうするだろうか。


(牧田 司記者 12月12日)

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