RBA HOME> RBAタイムズHOME >2011年 >

第23回RBA野球大会 日曜ブロック 準決勝戦

どっちも勝て 記者の勝って予想

(  )内は記者のレーティング

 10月30日(日)  サンケイグラウンド

【グラウウンド 15】

10:30 〜 12:30   ケンコーポレーション( 86 )− ポラス( 78 )

 レーティング差は8点。ケンコーポが優勢。前試合の小笠原は変化球が決まらなかったが、ストレートがケタ違い。「変化球も投げる」ことを打者に分からせるだけで効果的だ。羽中田とのコンビも板についてきた。なによりも四球を出さないコントロールのよさが最大の武器だ。打線は頼りになるのは矢澤と小川ぐらいだが、ここも2点取れば逃げ切るか。

 ポラスの劣勢は否めないが、勝算がないわけではない。成田投手はとにかく無駄な四死球は出さないことだ。貧打のケンに立ち向かう勇気が必要。矢澤を出そうものなら、2盗、3盗は覚悟しなければならない。矢澤は内野ゴロでもホームを突く。

 打線は、打てないだろうから、ここは一発狙い。球場が狭いからまぐれで打てるかも。走者が出たらかき回す。連打はまず無理だ。先手を奪えば面白い展開になる。 

12:30 〜 14:30   タイセイ・ハウジー( 84 ) −三井不販リパーク( 85 )

 レーティング差はリパークが一点上回るが互角だ。タイセイは打線が好調。速球派の東急不動産・又地を難なく攻略した。野呂、檜垣、千葉英ら上位打線は一発の魅力も秘める。投手は左腕の山崎の先発か。前試合では1失点に抑えたが、初回と2回には満塁のピンチを背負った。リパーク打線は明らかに東急より上。無駄な四死球は命取りになる。

 曲者、山崎監督が意味深なコメントを残した。「うちは左に弱い。速球派には強い」と。本音なのか、北地の先発をにらんだ誘導策か、あるいは東の先発をけん制する意味があるのか。真意は分からない。左投手は自分のチームの山崎がいるから左対策は十分のはずだが … 。

 リパークは勢いがある。前試合で北地は欠場したが、東がその代役を十二分に果した。東か北地か、先発は悩ましい。北地の老獪なピッチングをもってすればタイセイ打線を最小失点に抑えられるとは思うが … 。東も制球力が増しているし … 。

 打線は、相手抑えの千葉政が登板するまでにリードを奪いたい。ナインは「練習では北地からよく打つ」と話すが、これも本当かうそかは分からない。北地を打てるなら、山崎攻略はいとも簡単か。しかし、千葉政は、スピードは小笠原ほどではないがとにかく速い。低めにコントロールされたらまず打てない。

 序盤の駆け引きが試合を左右しそうだ。

(牧田 司 記者2011年10月25日)