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リストが快勝 八筬 制球乱しながらも4安打完封


リスト 八筬投手
1
2
3
4
合 計
リスト    
三井不動産販売リアルプランセンター    
 

三井リアルプラン 悔やまれる安田 初回の1球

原 規定打席に達し打率.700 首位打者ほぼ確定

 リストが完勝。初回は山中、4回は清水がそれぞれ適時打を放った。4年振り復帰の八筬が制球を乱しながらも完封勝ち。三井リアルプランは安田投手が踏ん張ったが、八筬の前に4安打に抑えられた。

   
左からリアルプラン原、安田投手

 

リスト   席打安点
G 岩 島4 2 0 0
F4田 中4 3 1 0
B 杉 山4 4 0 0
H 山 中3 3 1 1
A 菊 池3 3 1 0
E 海 藤3 2 1 0
DH鈴木賢3 3 1 0
C 清 水2 2 1 1
打7 森 下1 1 0 0
D 山 本3 2 0 0
振球犠  
0 3 2  3025 6 2
……………………
リアル  席打安点
D 神 村3 3 0 0
@ 安 田3 3 0 0
G   神 3 3 2 0
A 志保沢3 3 0 0
DH  原 3 3 2 0
B 寺 田3 2 0 0
E 内 田2 1 0 0
F 小 針2 1 0 0
H 水 野2 2 0 0
振球犠
5 3 0  2421 4 0
…………………
投 手 回安振球責
八 筬 7 4 5 3 0
…………………
安 田 7 6 0 3 2
2塁打 田中

 リストは初回、先頭の岩島が四球で出塁。犠打で2進した2死後、4番山中が巧く左翼前に運び先制。4回には、この回先頭の菊池が右翼前安打を放ち、犠打と内野安打で1死2、3塁から8番清水が左翼前適時打を放ち、貴重な追加点を挙げた。

 八筬投手は、四死球が3個、暴投が2個と4年前なら考えられない制球ミスをしたが、球威のあるストレートにスライダーも決まり、4安打完封。「叩き2戦目ですから」(競馬の世界では、1、2戦目は3戦目の本番に備え試走段階という意味=身体も明らかに太めなのも競馬馬と一緒だった)とふてぶてしいコメントを残した。

 三井リアルプランは完敗。初回に2死から神が安打を放ったがけん制に刺され、その後も原の2安打などで走者を送ったが、2度の併殺などでチャンスをつぶした。安田は初回、山中を2−1と追い込みながらも決め球のスライダーが甘く入ったのを巧く合わされたのが悔やまれる。

○ 倉持監督 みんなよくやったが、打てない。ドームに娘(AKB48の倉持明日香さん)? もちろん日程が調整できれば連れてくる(ロッテ時代は西武キラーだったが、西武にも在籍しており、昨日の試合でCS進出を決めた西武を祝福して握手した。日ハムも倒せるという意見は記者と一緒)

○ 伊東専務 杉山が打てない? 守備は無難にこなしたからDHでどうか

○ 八筬 叩き2戦目ですから。3度目の正直(過去2戦は旭化成に苦杯を喫している)はある

○ 菊池捕手 八筬さんとは初めてのバッテリー。すごい球を投げる。僕? ポロポロした?  … (八筬に「理由を言うな」と口止めされ)

○ 清水 あそこはバントのサインだった(2回の1死1塁で打席に立ち、セカンドフライを打ち上げた場面。ミスを4回の適時打で取り返す)

● 吉田監督 流れを引き寄せられなかった。これから神宮大会があり、11月の試合に勝てば神宮進出が決まるので、切り替える

● 原 バットを軽くしたら打てるようになった(この日、3打数2安打を放ち、通算成績は12打席10打数7安打4打点、打率.700。三井リハウス東京の引地は16打席9打数6安打7打点、打率.667。よほどのことがない限り原が首位打者になりそう)

● 神村 (八筬は)速いストレートに変化球もある。打ちづらかった

  
先制打を放ったリスト山中                    田中の適時打で生還する岩島

  
明るいリストベンチ

        
左からリスト伊東専務、山中、清水

  
左からリスト伊東専務、倉持監督、海藤、八筬、菊池

泣くなリアルプラン 「素人集団」が4強を争えるチームに成長

 野球は非情なスポーツだ。勝者と敗者しかない。三井リアルプランのナインは試合後、ベンチ前に集まり反省会を開いたが、エース安田がうなだれ、水野が寺田が女性マネージャーが吉田監督が … みんな声を詰まらせた。女性マネージャーが「去年負けたときより悔しい」といえば、寺田は「休みを返上して球を洗ってくれたり、バットをピカピカに磨いてくれた」としゃくりあげ、マネージャーを労わっていた。

 しかし、今日の試合に限ればやはり八筬が勝っていたということだろう。八筬は全く動じるところがなかったし、菊池捕手も走れる雰囲気は全くなかった。

 リアルプランは負けて悔しいだろうが、よく健闘した。出ると負け≠繰り返していた「素人集団」が4強の座を争えるまでによくぞ成長したと思う。チームは無失策で、水野や内田らが好守でピンチをよくしのいだ。普通のチームだったら5〜6点は取られていた試合だった。悔しさをバネに来年も頑張ってほしい。


三井リアルプランナイン

 

(牧田司記者 平成23年10月19日)