リストが快勝 八筬 制球乱しながらも4安打完封 リスト 八筬投手
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三井リアルプラン 悔やまれる安田 初回の1球 原 規定打席に達し打率.700 首位打者ほぼ確定 リストが完勝。初回は山中、4回は清水がそれぞれ適時打を放った。4年振り復帰の八筬が制球を乱しながらも完封勝ち。三井リアルプランは安田投手が踏ん張ったが、八筬の前に4安打に抑えられた。 |
リスト 席打安点 |
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リストは初回、先頭の岩島が四球で出塁。犠打で2進した2死後、4番山中が巧く左翼前に運び先制。4回には、この回先頭の菊池が右翼前安打を放ち、犠打と内野安打で1死2、3塁から8番清水が左翼前適時打を放ち、貴重な追加点を挙げた。 八筬投手は、四死球が3個、暴投が2個と4年前なら考えられない制球ミスをしたが、球威のあるストレートにスライダーも決まり、4安打完封。「叩き2戦目ですから」(競馬の世界では、1、2戦目は3戦目の本番に備え試走段階という意味=身体も明らかに太めなのも競馬馬と一緒だった)とふてぶてしいコメントを残した。 三井リアルプランは完敗。初回に2死から神が安打を放ったがけん制に刺され、その後も原の2安打などで走者を送ったが、2度の併殺などでチャンスをつぶした。安田は初回、山中を2−1と追い込みながらも決め球のスライダーが甘く入ったのを巧く合わされたのが悔やまれる。 ○ 倉持監督 みんなよくやったが、打てない。ドームに娘(AKB48の倉持明日香さん)? もちろん日程が調整できれば連れてくる(ロッテ時代は西武キラーだったが、西武にも在籍しており、昨日の試合でCS進出を決めた西武を祝福して握手した。日ハムも倒せるという意見は記者と一緒) ○ 伊東専務 杉山が打てない? 守備は無難にこなしたからDHでどうか ○ 八筬 叩き2戦目ですから。3度目の正直(過去2戦は旭化成に苦杯を喫している)はある ○ 菊池捕手 八筬さんとは初めてのバッテリー。すごい球を投げる。僕? ポロポロした? … (八筬に「理由を言うな」と口止めされ) ○ 清水 あそこはバントのサインだった(2回の1死1塁で打席に立ち、セカンドフライを打ち上げた場面。ミスを4回の適時打で取り返す) ● 吉田監督 流れを引き寄せられなかった。これから神宮大会があり、11月の試合に勝てば神宮進出が決まるので、切り替える ● 原 バットを軽くしたら打てるようになった(この日、3打数2安打を放ち、通算成績は12打席10打数7安打4打点、打率.700。三井リハウス東京の引地は16打席9打数6安打7打点、打率.667。よほどのことがない限り原が首位打者になりそう) ● 神村 (八筬は)速いストレートに変化球もある。打ちづらかった 泣くなリアルプラン 「素人集団」が4強を争えるチームに成長
野球は非情なスポーツだ。勝者と敗者しかない。三井リアルプランのナインは試合後、ベンチ前に集まり反省会を開いたが、エース安田がうなだれ、水野が寺田が女性マネージャーが吉田監督が … みんな声を詰まらせた。女性マネージャーが「去年負けたときより悔しい」といえば、寺田は「休みを返上して球を洗ってくれたり、バットをピカピカに磨いてくれた」としゃくりあげ、マネージャーを労わっていた。 しかし、今日の試合に限ればやはり八筬が勝っていたということだろう。八筬は全く動じるところがなかったし、菊池捕手も走れる雰囲気は全くなかった。 リアルプランは負けて悔しいだろうが、よく健闘した。出ると負け≠繰り返していた「素人集団」が4強の座を争えるまでによくぞ成長したと思う。チームは無失策で、水野や内田らが好守でピンチをよくしのいだ。普通のチームだったら5〜6点は取られていた試合だった。悔しさをバネに来年も頑張ってほしい。
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(牧田司記者 平成23年10月19日) |