積水ハウス　坂本が先制点と２ラン　高橋が好投

大和ハウス　冨長14三振奪うも無念

　積水東京が接戦を制した。坂本が先制のホームを踏み、２点本塁打を放つ活躍。高橋が小気味いい投球で１失点に抑え完投。大和ハのエーストミー（冨長）は14三振を奪ったが、制球が悪かった。

　積水は初回、先頭の坂本がいきなり２塁打し、すかさず盗塁。さらにボークを誘って先制。３回には四球で歩いた９番伊藤を１塁に起き、坂本が右翼超え本塁打を放ち２点追加した。高橋投手は２回無死満塁のピンチをしのぎ、本塁打を浴びた１失点に抑えた。

　大和は惜敗。６回に４番市川が放った本塁打による１点にとどまった。２回、３連続安打で無死満塁の好機を作ったが、後続を断たれたのが痛かった。トミー（冨長）は坂本の１発に泣いた。

　　
大和ハウスのバッテリー市川（左）と冨長投手

○ 堀田監督　（記者に向かって）投手に必要なのは？　コントロール、緩急。次も高橋かって？　それはいえない。相手の住林に勝ったらレーティングはいくつ（ … 仰るとおり。1本取られた。堀田監督はかなりの策士だ。忘れていたが、堀田監督は広島の名門・盈進の出身だった）

○ 田口　勝因は監督の頭脳とコーチ役の僕の頭の大きさ（確かに頭の大きさはタイセイ千葉英に負けない）

○ 高橋　高校時代はバッティングピッチャー。ヤクルトの畠山の先輩、31歳です（道理でコントロールがいい。低めのスライダーの切れが抜群）

○ 坂本　どういうわけか、僕にはストレートしか投げてこなかった（甲子園に出場した都立の名門・城東高校のナイン）

● 大原監督　初回に拙守で２塁打にしてしまったのが痛かった

● 冨長　調整不足

● 市川　えっ、坂本？　城東？　僕ら関西バッテリーなので城東って知らない

△ 主審・塁審　両方の投手がいいと試合時間も早い。あの投手のボークを見抜いた（積水の）レベルは高い。野球をよく知っている

　　　　
左から積水ハウス堀田監督、坂本、真田

（牧田司記者　平成23年9月16日）