住林が辛勝 大チョンボの稲田が主役 中宇祢がアシスト 「やめてよ、やめてよ」稲田(左)と中宇祢
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エイブル悪夢 離塁アウトのはずが … 住友林業が辛勝。4回裏の2死満塁の攻撃の場面で、3塁走者の主砲稲田がボールカウントを間違え、2−3なのに押し出しと間違え離塁、アウトになるところで相手捕手が3塁に悪送球して挙げた1点が決勝点になった。住林石井投手は1安打完封。初陣のエイブルは荒川が好投したが、泣くになけない終戦。荒川の好投がフイに。 決勝点を挙げたのは大チョンボを犯した主砲稲田だが、絶妙のアシストをしたのが新人の3塁コーチャー中宇祢(実際は祢の部首は示)だ。
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エイブル 席打安点 @ 荒 川2 2 1 0 DH 富 島2 2 0 0 E 阿 部2 2 0 0 D 小 平2 2 0 0 C 深 谷2 2 0 0 B 海 野2 2 0 0 F 横 堀2 2 0 0 A 鈴 木1 1 0 0 H 松 本1 0 0 0 振球犠 7 1 0 1615 1 0 …………………… 住 林 席打安点 E 長 田2 2 0 0 G 長 岡2 1 0 0 F 遠 藤2 2 1 0 DH 稲 田2 0 0 0 B 近 藤2 1 0 0 A 鈴 木2 2 0 0 D 藤 原2 2 0 0 C 野 中2 1 0 0 H 大 坂2 2 0 0 振球犠 2 4 1 1813 1 0 ………………… 投 手 回安振球責 荒 川 4 1 2 4 0 ………………… 石 井 5 1 7 1 0 |
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この回、先頭の4番稲田が四球を選び、そのあと四球と敵失で2死満塁。打者は9番大坂。ボールカウントは2−2。ここで3塁走者の稲田は2−2と勘違いし、中宇祢に「2−2だよな」と聞く。中宇祢は「そうです」と答えた。 次の球はボールで2−3となったが、押出しと思った稲田は勝ち誇ったように悠然とホームに向かった。 ここで事件が起こった。住林ナインはあ然としたが、「しめた」と思ったエイブル鈴木捕手があわてて3塁に悪送球。そのまま稲田がホームに駆け込んだ。 試合後の2人の掛け合い漫才が面白かった。稲田は自分のミスを中宇祢に押し付ける。「あいつが悪い」と。 中宇祢がここで絶妙のコメントを発した。「野球は高校までやっていました。カウントは2−2だと思いましたが、大先輩の稲田さんが2−3だろと言ったので、『そうです』と言ってしまいました。先輩は神様、神様の言うことは絶対です」 ○ 鈴木監督 稲田と中宇祢様さま(試合後は、「勝てばいいのだが、内容が悪すぎる」とナインに活)
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(牧田司記者 平成23年9月16日) |